こんにちは~。編集長の中村です。
ついにFUJIFILMの新製品・X-T5発売間近でございます。
弊社ナニワグループにはFUJIFILM Xシリーズ好きのスタッフが集まっており、必然として我らが『新世界』もFUJIFILM関連のコンテンツが多めになっています。
わたくしももちろん、FUJIFILM Xシリーズユーザーのひとり。
しかし……次世代イメージセンサーのX-Trans CMOS 5HRを搭載したカメラであるX-H2・X-T5ともにデモ機をお借りすることができておりません……!!
裏面照射型高解像4020万画素センサーに……飢えている!!!
そこでわたくし中村&京都店の阿部の2人にて、富士フイルムイメージングプラザ大阪へと突撃取材を試みました!
さまざまな製品が展示されていましたが、注目の新製品・X-T5を触ってきた感想を主にお伝えしていきたいと思います~。
【X-T5 ファーストインプレッション】
【X-T5の仕様等についての雑感】
【新発売のレンズもあわせてチェック】
【そのほかの最新機種たちも触ってきました】
【Xシリーズ10周年の集大成、発売間近!】
【X-T5 ファーストインプレッション】
というわけでやってきました富士フイルムイメージングプラザ大阪です。
カメラを触ることしか頭になくてプラザの入り口を撮っておこうとかの発想もありませんでした。すみません……。
なお、掲載までちょっと時間が空いてしまいましたが11月7日にお邪魔しております。
翌日の8日からは弊社の梅田中古買取センターに先行展示機が到着しております!!
梅田買取センターの池田です。
— ナニワグループ (@gnaniwa) November 8, 2022
本日より富士フイルムの新製品X-T5の先行展示を開始しました。
興味のある方、ぜひご来店いただき触ってください!
発売日は11月25日。只今、ご予約承り中です。 pic.twitter.com/S9amwbu7Ob
ちなみに、皆様は11月2日のX Summit Tokyo 2022をご覧になられましたでしょうか?
阿部に教えてもらったのですが、こちらの冒頭でX-T5を紹介するところのフレーズ、めちゃくちゃグッときますよね!!
X Summit Tokyo 2022/ FUJIFILM
「しかし、FUJIFILMは写真を忘れない」
カッコよすぎるでしょ……。
そんなこんなでX-T5に対する期待はストップ高状態。
阿部も興味津々、大マジで見ています。
さて、スペック等々はすでにいろいろなところから情報が出ているので、この場での解説は割愛させていただきますが……。
軽くX-T5を触った感想をつらつら述べていこうと思います。
とりあえず持ってみた感想……軽い!
ボディ内手振れ補正機構を内蔵しているにも関わらず、約557gでX-T3とほぼ変わらない重量感になっているとのこと。
ちなみに、かつて私用のX-S10を購入する際にX-T4とどちらを買おうかちょっと迷ったのですが……。
Tシリーズのダイヤル操作系のデザインに魅力は感じていたものの、重さがネックになってわたくしはX-S10の購入に踏み切りました。
X-T4が約607gなのに対し、X-S10が約465g。この差はかなり大きかったですね。
重いカメラをどうしても敬遠してしまうわたくしとしては、今回の軽量化は素直に嬉しいです!
【X-T5の仕様等についての雑感】
さて、今回こちらのX-T5では、3軸チルト式液晶が採用されています。
前世代のX-T4やX-S10ではバリアングル液晶が搭載されていましたので、結構大きな仕様変更です。
今回のX-T5はどちらかというと静止画(スチル)の撮影に重きを置いた機種。
バリアングル液晶は動画ユーザーには好まれますが、展開すると光軸からズレるため静止画ユーザーのなかにはチルト式液晶を好むひとがちょこちょこいました。
そのため、静止画撮影での使いやすさを重視し、X-T5はあえてチルト式液晶に戻したようです。
わたくしもどちらかというとチルト式液晶のほうが好きなのでこれは結構うれしい。
このダイヤル式操作系はやっぱりかっこいい。
ちなみに、露出補正ダイヤルはX-T4より若干大きくなっているとのこと。
また、X-T4では親指で露出補正ダイヤルを回そうとしても硬すぎるという意見が多かったらしく、この部分も改善されて回しやすくなっています。
今回、塗装の質感もちょっと変わりました。ザラザラした感じが細かくなっています。
個人的には、従来までのちょっと荒めのザラザラ感のほうが好きだったかもしれませんが……。実用的な問題ではないのでそこまで気にしません。
【新発売のレンズもあわせてチェック】
さて、こちらのX-T5と同時に発表されたレンズ・XF30mmF2.8 R LM WR Macro が装着されていたのでこちらについても感想をば。
こちらのレンズも195gと極めて軽く、コンパクトな1本です。
しかも、等倍マクロ撮影が可能!!
換算45㎜と画角もだいたい標準レンズ相当であり、取り回しが良くてなかなか便利なやつが出たな~と。
FUJIFILM Xシリーズの標準レンズには「神レンズ」XF35mmF1.4 Rと、X-Trans CMOS 5HRの4020万画素に対応した次世代レンズ・XF33mmF1.4 R LM WRがすでにありましたが……。
価格も手ごろで使い勝手の良いこちらのXF30mmF2.8 R LM WR Macroが追加されたことで、またレンズ選びの自由度が上がったな、と思います。
そういえば、最近発売されたXFレンズはローレットの刻みが大きくなってるんですね。お恥ずかしながら気づかなかった……。
刻みが細かいとゴミが入りやすいので、ちょっと大きくしたんだそうです。
真剣にワーキングディスタンスを確認する阿部。
【そのほかの最新機種たちも触ってきました】
続きましてX-H2もちょこっと触ってきました。
X-H2Sがスピードモデル・X-H2が高解像モデルという位置づけですが、X-H2にも新しい画像エンジン・X-Processor 5 が入っています。
そのため、X-H2Sほどではないものの、X-H2も従来機種に比べてだいぶレスポンスが向上しています。
実際に詳しく使っていないのでまだ何とも言えませんが、X-H2・X-T5にも被写体検出が搭載されているので、かなりAFが良くなっているような気配がありますね。
使ってみたいですねぇ……。確かめてみたいですねぇ……!
なんだかんだでX-H2SとXF18-120mmF4 LM PZ WRをまだ触ったことがなかった阿部。
動画ユーザーからすると、電動ズームが可能なこちらのレンズは嬉しい1本ですね。
焦点距離も換算で約27-180㎜相当と幅広く、静止画ユーザーでも使いやすいスペックです。
スピードモデルであるX-H2Sに関しましては、今後おそらく後継モデルは発売されないものと思われますが……。
積層型センサー・X-TRANS CMOS 5 HSの技術は必ず今後のセンサー開発に活かされるでしょうし、これはこれで意義のある1台だったなと個人的には思います。
ちなみに、スピードモデルである利点は、素早い被写体を撮影しやすいだけではありません。
第4世代センサー・エンジンの機種ですと、カメラ内設定をあれこれカスタマイズするとけっこう画像保存に時間がかかったりしました。
しかし、こちらのX-H2Sだと画像処理が早くてもたつくことがなく、快適に撮影ができました。
おそらく今後、中古価格もほどほどに下がっていくでしょうし、サクサク撮影したい方はちょっと検討してみても良いのではないかと!
【Xシリーズ10周年の集大成、発売間近!】
2022年はFUJIFILM Xシリーズ10周年ということもあり、さまざまな製品が発表されましたね。
いちユーザーとして、多くの方々からXシリーズが愛されているのを感じて嬉しいなぁと感じます。次の10年も良いカメラやレンズが出てきてくれるといいですね。
そんなこんなで、Xシリーズ10周年を締めくくる新製品であるX-T5がいよいよ今週末の11月25日に発売されます!!
弊社オンラインショップ・店頭でも予約受付中です!
どうも風の噂では、同時期に発表された他社のカメラあれこれよりも相当多くの予約がいろいろなところで入っているらしく……。
なかなか入手しづらい状況になるかもしれませんが、それだけ期待されているカメラだということで……!!
待ちきれないぜ!!!
「FUJIFILMはいいぞ」おじさんこと阿部も発売を心待ちにしています!!!
後々、X-T5の使用レビューは作成・公開する予定ですので少々お待ちくださいませ。
それでは今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。また次回のブログでお会いしましょう!!
※12月22日に阿部が描いたX-T5のレビューを公開しました! こちらもあわせてご覧くださいませ。
【おまけ】
ちなみに、阿部が以前こちらのプラザへお邪魔した時のブログがこちら。
新しくなった富士フイルムイメージングプラザ大阪でお先に「X-Pro3」を触ってきたよ
Xシリーズへの愛があふれる、いい笑顔をしています。
X-Pro4はやく出ないかな~。