こんにちは~。編集長の中村です。
ことし2022年、わたくしはコンテンツ・メディア担当に就任していろいろなカメラを使って情報発信して参りました。
いや~楽しかった。いろいろなカメラをとっかえひっかえできるのは、控えめに申し上げて「最高」の一言でした。
さて、今回はそんな中から「使って良かったカメラ」ベスト5を発表していきたいと思います!!
あらかじめ言っておきますが、本当に独断と偏見しかない内容です!
一個人として使ってみて「ええやん」ってなったカメラを紹介するだけですので。
「絶対にこのカメラを使うべき!」とかではありませんので、「何か言ってんなこいつ……」ぐらいのトーンで読んでいただければと。
では、行きます~!!!
【第5位:OMデジタルソリューションズ OM-5】
マイクロフォーサーズならではのコンパクトなボディに多彩な機能を盛り込んだ1台!
フラッグシップ機のOM-1と同等の防塵防滴設計になっており、フィールドで写真を撮るのにはすごくいい感じのカメラですね。
実際に使ってみて、「持ち歩きやすい」ことがどれだけメリットなのかを体感しました。
まぁ端子がUSB Type-Cではないうえに、USB給電もできないのはちょっと残念ですが……。あとファインダーももうちょっと見やすいと良かったなぁとか思ったり。
とはいえ、マイクロフォーサーズの利点を体験する初めての1台としてはかなりアリだと思いますので、ぜひともご検討くださいませ!
気合の10,000字越えブログも改めてご覧ください~。OM-5で皆既月食も撮影しています。
【第4位:Nikon Z 9】
UNSTOPPABLEなやつ!!
Nikonさんのご厚意により、1か月ほどZ 9のデモ機をお借りして使わせていただきました。
・完全ブラックアウトフリーのReal-Live Viewfinder
・メカシャッターが不要になるほどの超高速画像読み出しでローリングシャッター歪みを抑制
・高精度の被写体認識で撮りたいものをバッチリ捉えるAF性能
上記のスペックを情報としては知っていて、話には「すごい」とは聞いていたのですが……。
セットでお借りしたNIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sも強烈なヌケの良さで使っていてめちゃくちゃ気持ちが良かった……。
まだ今後もユーザーの意見を吸い上げつつ大きなアップデートが入るようなので、性能が陳腐化せずに長く使っていけるところも素晴らしいですね。
ブログを2本書きましたが、Z 9の凄まじい性能のごく一部しかお見せできていないのが残念……!
今後、またアップデートが入ってデモ機をお借りできたら追加で情報発信できればと思います~。
【第3位:FUJIFILM X-H2S】
X-H2SとX-H2の新世代X-TRANS CMOS競争はX-H2が勝利をおさめ、11月末に発売されたX-T5にはX-H2と同じくX-Trans CMOS 5 HRが搭載されましたね。
実はわたくし、この競争はX-H2Sの優位を確信していましたので正直びっくりしました。
画素数優先ということであれば、ラージフォーマットのGFXがあるので皆そこまで興味ないかなと思ったのですが……。
カメラのレスポンスが早くなればスナップなども撮りやすくなりますし。だったら断然X-H2Sだろ!とばかり。
そのため、高画素モデルのX-H2のほうが好意的に受け入れられたという結果に驚きました。
被写体認識AFも搭載されてオートフォーカス性能は飛躍的に向上しましたし、カメラのレスポンスがかなり良くなったのでかなりストレスフリーな撮影が楽しめます。
飛んでいる鳥を撮ろうとして上手くいかず、すごくしょっぱい画しかとれませんでした……。
プリ撮影ちゃんと使ってたらこんなことにはならなかったのに……。
もう一度チャンスが欲しい!!!
全体的にアンバー寄りの発色ですが、シャドウ部に青味がのることによって、色のコントラストがつきます。
夕暮れ時などをドラマチックに演出できるフィルムシミュレーションですね。
X-H2やX-T5でノスタルジックネガを使っているレビューをあまり見かけていないので、そのうちテストしてみたいところ。
第5世代機のX-H2S・X-H2・X-T5ともにまだまだ発売されて日が浅い機種になります。
新製品情報を耳にして魅力を感じていても購入には踏み切れていない……という方も多いと思いますので、2023年はそのような皆さまの助けとなるような情報を発信していきたい所存です。
わたくしがX-H2Sの製品レビューを、京都店の阿部がX-T5の製品レビューを公開しておりますが、まだまだ追加のコンテンツを出せるように尽力します!
【第2位:FUJIFILM X-S10】
X-S10の「S」はStable(安定した)のSでもありますが、いろいろな意味で安定感のある1台です。
ボディ内手ブレ補正入りで10万円前後とコスパがよく、軽くてグリップも大きく取り回しに困らない。
バランスの良いスペックですので、いまだに売れ続けているのも頷けますね。
一時期は新品・中古ともにかなり品薄でしたが、ようやく最近になって供給が落ち着いてきました。
「X-T5とかは買えないけどXシリーズ1台欲しいな~」みたいな方はぜひともご検討いただければと。
特に静止画オンリーの方であれば、ボディはこのX-S10で妥協しておいてそのぶんレンズに投資するという選択肢もアリだと思います。
このXF16-55mmF2.8 R LM WRとか。デカくて重いですが、そのぶん写りはばっちりの1本です。
大型グリップ採用のX-S10であればホールド性に優れるため、すごく相性の良い組み合わせですよ!
また、グリップがしっかりしているのでガラスと金属の塊みたいなオールドレンズをつけても安定感があります。
いろいろな使い方がありますし、幅広い層におすすめしたいカメラです!!
【第1位:Canon EOS 5D Mark II】
2008年発売、14年前のカメラですのでAFが遅い、そもそも合焦しない、CFカードしか使えない etc.いろいろと不便なところはありますが……。
撮れる写真のクオリティには満足しています。すごく好き。
シャドウのトーンも非常に豊かで美しいですね。このあたり、やはりフルサイズ機の特権です。
その中でもSIGMAの35mm F1.4 DG HSM | Artが特にお気に入りの一本。
「ちょっと」重くてデカいのは仕方ありません。「画質最優先」ですから。
たとえ古くても、自分が「いいな」と思った機材の情報は、今後も積極的に発信していけたらなと思っております。
こちらのブログ、幸いなことに非常に多くの方にご覧いただきまして大きな反響がありました。
ちょうどこの頃は「オールドデジカメ」なる言葉をよく耳にしましたが、あまり最近は聞かないかもしれません。
EOS 5D Mark IIが「オールド」なのか、オールドなのだとしてそれを使うのは良いのか悪いのか、みたいな話はひとまず置いておきますが……。
繰り返しますように、わたくしはこのカメラを買って使って良かったと思っておりますので、これからもガンガン使っていこうと思います!
まぁ他人には勧めませんが。
【来年もいろいろカメラを使いたい!】
ちなみに上の写真は、EOS 5D Mark II + 35mm F1.4 DG HSM | Artのクソ重機材を社員旅行で振り回すわたくしです(撮影:京都店 阿部)
2023年もこんな感じで「一個人の感想」をストレートにお伝えしていければと思いますので、ぜひともどうぞお付き合いいただけますと幸いでございます。
【おまけ】
使いやすいかどうかと言えば「否」ですし、発色もちょっと独特でなかなかクセの強いやつです。だからこそ使いこなし甲斐もありますが。
こちらの使用レビューはそのうち公開しますので少々お待ちくださいませ。
フィルムのほうではM3(シングルストローク)を使っていますので、これでようやく「老舗ライカ専門店・レモン社 銀座店に勤務していたライカユーザー」と言っても許される最低ライン に立てたでしょうか……?
現状、ライカ関連のコンテンツもまったく発信できていませんが、2023年はもうちょっと頑張っていきたいです。
まぁ……個人的にはあまり「好みの写り」ではありませんが……。とはいえ、撮影した写真をすぐにアプリで編集できるので良いです。SNSにもすぐあげられますし。
日常的に使うツールのカメラ機能が良くなったことで「きれいに写真を撮れることの喜び」を感じる機会は昔よりも確実に増えていますね。
そういえば最近 Leitz Phone 2とかいうの出ましたけどアレどんな感じなんでしょうね? めっちゃ気になる。
とりとめ無く延々と話が続いてしまうので今回はこれぐらいで! それでは今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
また2023年のブログでお会いしましょう~!!