エイプリルフールですね♡
エイプリルフールですねぇ~♡
エイプリルフールですね、え?
はい、この世界には使用レビューがありふれており、我々人類を洗脳している気がします。
使用レビューが当たり前と化している昨今、我々人類は不使用レビューの存在に気づけていません。
そして何よりこの世界の使用レビューと不使用レビューのバランスがおかしくなります。
このままでは誰かが「地球にコロニーを落とす」とかわけのわからんことを言い出しかねないです。
今気付きを得ているアタクシ自らがこの情勢を変えるために立ち上がる必要性があると思い、このブログを書きました。
今回は全カメラ人類が待望したオリンパスOM-D E-M5 Mark II ラストシューティングモデルの不使用レビューです!
発見に至る経緯
2023年1月末、いつもの業務中にそのカメラは現れました。
発見した心境は
「え!?」、「どした?おい、どした~?」って感じ。
「なんでこうなったんや」などとリアクション芸人に徹して査定が進みませんでした。
アタクシは宅配買取業務に従事しております。全国から査定品が送られてくるので、それをひたすら査定します。通常の店舗と違い、様々なものが届きます。
よくあるのは遺品、ずーっとほったらかしでカビやクモリなど汚い状態になっていたり、写真が撮れない故障をしていたりとなかなか厳しい状態。
片や、稀にですがコレクターの方から限定品がたくさん送られてくることがあります。
アタクシはそれをハッピーセットと呼びます。
そんな状況で急にこんなクオリティーの高い物が来ると一周回って興奮します。
とにかく周りの人に見せます。
これは有名人と2ショットを撮った嬉しさと凄さを伝えたいがためにその写真を見せる行為と同等です。
とにかくどういう経緯でこうなったかはまったくわかりませんが、その素晴らしいクオリティーの高さを共有したいと思います。
【外観】
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正面
しっかりとセンサーがバッキバキなのがこの暗さでもわかります。
写真では分かりづらいですが、マウントが平行ではないです。(大問題)
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軍艦部
E-M5 Mark IIにしては使われてる印象。左下の髭に生えてますが、、(不穏な空気)
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底部
底部もスレがあるぐらいで問題があるようには見えない。
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電池室
こちらも問題あるようには見えませんが、電池室内の電池ロックノブが固着しており無理やり電池を入れたとしても電池ロックノブが釣り針などであるカエシのようになっており電池が取り出せないようになっています(実証済み)。
絶対にそんなんなったらアカンて、、、
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レンズを装着しようとしてみましたが装着できません。
レンズとボディの指標を合わせて時計周りに回せば装着できるはずですが、マウントにハマるものの回りません。
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レンズとマウントの間に存在してはいけない隙間があります。
いやぁ~良くない。この隙間は見なかったことにしたくなるぐらいの事件。精密機器にこんな隙間が出来たらそれはもうアウトでしょ。
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違うマイクロフォーサーズのボディで同じレンズを装着しました。
隙間が無い 隙間が無い 本当のことさ~
夢を忘れた古い地球人に捧げました。
これが普通です。
アムロ「ラストシューティングは伊達じゃない!」
それでは細部を確認しましょう。
【凄惨】
あまりの凄惨な状態に開いた口が塞がらない。
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パッキパキに割れたのイメージセンサー
アイキャッチ画像はザクのモノアイの如く赤く光っていますがこれはイメージセンサーをカバーするガラスが反射で光っているからです。
上の写真は光が当たらないようにiPhoneで撮影しました。
イメージセンサーがガラスの破片のコスプレをしているのがよくわかりますね。
しかしながらセンサーカバーガラスは割れておらず無事なのが不思議です。
もしかしたらカバーガラスだから耐久力があるとか?いずれにせよ大事故。
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アムロ「たかがEVFをやられだけだ!」
ファインダーガラスは割れており接眼しようもんなら容赦なく眼球にスクラッチが入るでしょう。
スクラッチとて眼球はさすがに想像したくないね~
ただガンダム的には頭部がまるまるなくなってもサブカメラでなんとかできましたね。
そういえば外観のところで背面の写真を忘れてましたね。
このカメラもファインダーがやられただけであって、背面液晶があるから問題ないよね?
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アムロ「LCDまでやられただと!?シャアめ!」
背面液晶どこいったん笑
この展開、アタクシにはAlexandrosの【閃光】のサビやユニコーンの「あーあーあーあーああああー」、「流れ変わったな」の弾幕が容易に脳内再生できてしまいます。
これはですね、ラストシューティングモデルがニュータイプ専用機だから成しえることです。具体的には背面液晶がファンネルになっているのです。
フィンファンネルやシールドファンネルとファンネルの種類は様々ですが、これは液晶型ファンネルですね。
自らの思念により背面液晶を好きな位置に動かして見ることができるバリアングルを超えた最強の液晶です。
しかしながらニュータイプしか使えないというプロ機のさらに上位機種のニュータイプ専用機です。
アタクシはニュータイプでないので液晶を好きな位置に動かして紹介することはできません。とりあえず背面液晶の根本を回してみます。
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これが背面液晶を普通に収めた状態
これでたぶんライブビューが見えない状態です。
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さっきの状態からファインダーを横開きさせた状態
たぶんこれでライブビューで見れる状態のはず。
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液晶を横開きした状態から自撮り可能な方向に回転させました。
これで自撮りできるはず、、、やで。
【実際に使ってみようとした】
ええ、もうあらかじめ言うときます。
ニュータイプ専用機やから動かなかった。
っていうのは嘘で電池入れたけど動かんかった。
さすがに背面液晶がもげて、レンズを装着できず、ファインダーガラスがバキバキに割れて、イメージセンサーもバキバキに割れているカメラは動くことはありませんでした。
これが動けばどんな写真が撮れるかとワクワクしておりましたが微塵も動きませんでした。
いかがでしたでしょうか?
これが不使用レビューですよ。
使って書くではなく使えなかったから書く。
失敗こそちゃんと書くべき。
紹介したいことをまっすぐに紹介する。
普段見れないものを見せたり、共有するって刺激があっていいと思うんですよ。
ということでOM-D E-M5 Mark II にラストシューティングモデルなんて存在しませんし、ニュータイプしか使えないカメラなんてございませんのでご理解をば。
今年は
「やってみる価値はありますぜ!」
をモットーにブログ書いていきますので温かい目と3割と冷ややかな目7割ぐらいで見守ってください。
以上、0083のイケオジが好きな人でした。
※編集部注記
こちらのOM-D E-M5 Mark IIは、実際に宅配買取センターに査定物として送られてきた品物です。
この記事のためにカメラを故意に棄損した事実は一切ございません。