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【フィルターって大事】CP+会場レポート【マルミ・H&Yフィルター・KANIフィルター編】

こんにちは~。編集長の中村です。

CP+オンラインコンテンツのアーカイブ期間が終了しましたが……。まだレポート終わってません。

でも、もうちょっとで終わるから! もうちょっとだけお付き合いください……!

今回はフィルター系の企業さんをまとめてレポートします。

【マルミブースの様子】

まずはマルミブースの様子です。

上の写真は、マグネット式でらくらく着脱できるマグネットスリムフィルター

以前、京都店の山瀬が紹介ブログも書いているアイテムです。
マグネットスリムフィルター めんどくさいフィルター脱着が超カンタンに!

ブログを書いた山瀬が、若林とともにブース取材してきてくれました! 

動画も撮ってきてくれたのですが、わたくしの編集がまったく追いついていない……ので動画よりの切り抜き画像とともに詳細をお伝えしてまいります。
こちらのマグネットスリムフィルター、NDフィルターを重ね付けすることで可変NDフィルターのように使用することも可能です。

しかも、側面に減光段数が書かれているので、たとえば「ND4が欲しい」というときに一目ですぐ分かるようになっています。

そのうえ薄くてスリムなためケラレが発生しづらく、可変NDフィルターにありがちなX状ムラも発生しないので動画方面のユーザーからはかなり人気とのこと。

また、こちらのマグネットスリムフィルターのラインナップに、ブラックミスト1/4・1/8が2023年2月3日に追加されました!

もちろん、NDフィルターとブラックミストの重ね付けなども可能です。
続いてご紹介するのは、フィルター1枚でレトロでノスタルジックな写真が撮れるようになるアルプスパンチ!なついろパンチ!です。

写真家の鈴木さや香さんとマルミが共同開発した、ユニークなフィルターになります。

今回、ブースでご案内いただいた製品開発部 兼 カスタマーリレーション部の北村様も開発に関わっており、詳しくご案内いただきました。
こちらはアルプスパンチ!に光を反射させた様子。

一般的にフィルターの反射率は低ければ低いほうが良いとされていますが、こちらのパンチ!シリーズはあえて光の反射率を高めているそうで。

なんと30%ほど光を反射するようになっています。

特にの光を反射するコーティングが施されていますので、緑の光を多く透過して緑がかった写真が撮れます。

以下、フィルターあるなしで比較画像になります。
↑ アルプスパンチ! なし
↑ アルプスパンチ! あり

すごく独特の色味になりますね!

DHGレトロ ソフトに特殊なコーティングが施されたものが2枚使われており、ふんわりぼんやりと滲んだ不思議な写真が撮れるようになっています。

まさしくキャッチコピーの通り、「解像度のいらない世界」を味わえるのです!
印字もかわいい。

マルミの工場が長野県の南アルプスの側にあることから「アルプス」という名称をつけているとのこと。
続いてなついろパンチ!ですが、こちらはソフトフィルター2枚で青色のガラスをサンドイッチするような構造になっています。

全体的にさわやかな青色がのった写真が撮れますので、夏の空や海を撮るのにいい感じなんじゃないでしょうか!

もともと67mmまでしかラインナップがありませんでしたが、プロの方からの要望もあって大きいレンズで使えるフィルター径77mm用も発売されました。
ちなみにこのブースの装飾も鈴木さや香さんがすべて手掛けたとのこと。こだわりを感じます……!

【H&Yフィルターブースの様子】

続いて、H&Yフィルターのブースにお邪魔してまいりました。

2006年に香港で創業したメーカーで、特に角形フィルターで世界中から高い評価を受けています。

ゴリラガラス製で極めて強度が高く、落としたり踏んだりしても割れないという恐ろしいシロモノ!

詳しくは以下の公式動画をご覧ください。


落として割れないのも十分すごいですが、人が踏みつけたりバイクに轢かれたりしても割れないのはかなり衝撃的ですね……!
そのほか、絞り羽の構造を応用したステップアップリングREVORINGシリーズなどもユニークな製品です。

このREVORINGのうえにマグネットでホルダーをつけて角形フィルターも装着できるらしく、システムの拡張性が高くて非常に便利そうですね~!

なお、さきほど紹介したマルミのマグネットスリムフィルターは、H&YフィルターがOEM供給している製品です。
一方で、こちらの角形フィルター用ヒーター・100mm K-Series ヒーティングホルダーは、他社製品をOEMでH&Yフィルターのブランド名で発売しているものになります。

こちらのヒーターを開発したUSBレンズヒーター事務局の代表・小宮様とブースでお話しましたが、もともとはご自身で使用するために作ったものだったそうです。

それが口コミ等で広まるうちに、今やH&YフィルターにOEM供給するほどの規模になったとのことで……。

今の時代、用品系ではクラウドファンディングを活用してリリースされたものも多く見かけますし、いいモノはきちんと支持されて売れる経路ができれば広まっていくのだなぁということですね~。

【KANIフィルターブースの様子】

最後にKANIフィルターのブースです。

なんかすごいセット組んである。めちゃくちゃ派手。
フォトグラファー・HASEO氏がこちらのブースセットを監修しており、KANIフィルターの製品を用いてモデル撮影できるようになっておりました。

撮った時に気づかなかったけど左端にHASEOさんご本人が写ってらっしゃいますね。

また、KANIフィルターの製品として、斜光を強調した写真が撮れるHASEO氏監修特殊フィルターも発売されています。
HASEO氏監修フィルターのほか、いろいろな特殊効果フィルターが展示ありました!

個人的には、アナモルフィックレンズ風の横長のフレアが発生するStreak Blueが気になっていたのですが、ブースに立ち寄って試している時間がなく……。

いろいろと個性的な特殊効果フィルターを発売しているのがKANIフィルターの面白いところですね。
主力商品である角形フィルターも多数展示してありました。

ハーフNDなどの定番どころ以外に、角型でもHASEOフィルターがラインナップされているのは面白いですね~!
取材担当のラモスがブースにておすすめされたのはこちら。

スマートフォン用のクリップ型フィルターホルダーです。

これによって、スマートフォンにも簡単にフィルターを装着して様々な写真表現を楽しむことができます。便利そう!

【フィルター1枚で撮影は変わる】

という感じでフィルター系企業さん3社をご紹介いたしました!

どこも一味違う製品を展開しており、普段はあまり意識していませんでしたが写真・映像表現にフィルターというものがいかに大切かを再確認しました。

特に動画では光量調整にNDフィルターを使うことが当たり前ですし。

これからもユニークで便利なフィルター製品が出てきて撮影が楽になるといいな~と思いました。

そしてマルミブースほか山瀬の動画はもう少々おまちくださいませ……。

それでは今回はここまでになります。最後までお読みいただきましてありがとうございました!

また次回のブログでお会いしましょう~。

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