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CP+2023 こぼれ話【こんな面白い製品見つけました!】

こんにちは~。編集長の中村です。

CP+レポート、メーカーさんに取材した内容はだいたい終わったので「こぼれ話」的なのをちょこっと2本ほど公開して終わりたいと思います。

長い道のりだった……。

今回は、会場で見かけた「ちょっと変わった」アイテムを扱う企業さんたちをご紹介してまいります。

余所様のレポートではあまり紹介されていないであろうブースをご紹介してまいりますのでお楽しみに!

【Bi Rodブースの様子】

まずは株式会社ルミカBi Rodブースです!
なっが……。

先端に撮影機器を取り付けて、通常では不可能な超ハイアングルからの撮影水中撮影などが可能な製品です。

グラスファイバー製カーボン製の2種類があり、それぞれ4.5m7.5mのモデルがあります。

カーボン製のほうが強固で「しなり」も少ないですが価格はお高め。高所撮影をしたいならカーボン製のほうが良いでしょう

水中撮影であれば「しなり」はそこまで問題になりませんので、比較的安価なグラスファイバー製のものがおすすめ。

なお、カーボン製のみ11.5mの超ロングモデルも発売されましたが、耐荷重も制限がありますので写真撮影用にはあまり向かなそうですね……。

3階建ての建物の屋上を見渡せるサイズとのことですので、高所点検のような建築などの現場で使うことを想定しているようです。
気になる耐荷重ですが、カーボン製のものは専用三脚を装着すれば4.5mタイプで2,000g以下まで積載可能。

7.5mタイプは先端1段目を収納して使用すれば1,500g以下まで載ります!

小型ジンバルと同じぐらいのペイロードですので、結構いろいろな機材を使用できそうですね~。
ドローンよりも安価、かつ資格取得の必要もありませんので、このBi Rodがあれば気軽に高所撮影ができますね!!

また、耐荷重の範囲内なら普段使っているカメラ&レンズをのせて使えるので、ドローンで撮った場合と違って画質や色などの面で困ることがないのも嬉しいところです。
先ほどの写真で先端についていたのはこちらのBi 無線式電動雲台(デンウン)

遠隔操作で地上からカメラのアングルを変えられますので、Bi Rodでハイアングル写真を撮ろうと思ったら必須レベルのアイテムですね~。
こちらは水中撮影ケーブル Bi Wireless Lineです。

GoProなどの防水カメラをBi Rodに装着して水中撮影しようとすると、そのままだと水中にカメラが入ってしまうとWifiの電波が届かなくなって接続が切れてしまい、スマホ等でリモート操作できなくなってしまいます。

その問題を解決するために、製造・販売されたのがこちらのアイテム!

カメラから出ている電波をこのケーブルがキャッチしてくれて、スマホに安定して電波が届くようにしてくれます。

ユーザーからの声を柔軟に吸い上げて、きっちりニーズを満たしてくれる製品を売り出していく姿勢はとてもありがたいですね~!

気になる方は下記リンクより公式サイトをご覧ください~!!
Bi Rod 公式ストア

【川並鉄工株式会社ブースの様子】

続いて、川並鉄工株式会社の「刻鈑/KOKUHAN」をご紹介!

こちら、ぱっと見ではスプーンやフォークの柄に沿って凹凸のついた網目状の金属プレートか何かに見えますが……。
実はこれ、黒いアルミ板に線を彫って立体感を出しているのです……!!

寄れないレンズで撮ったのでちょっと分かりづらくて恐縮ですが……。凹凸のように見える部分は、削られた溝以外はまったくの平面の金属板になります。

スプーン柄に凹んでいるように見える部分も、盛り上がっているように見える部分も、平面でつるつるです。
大きいサイズのやつ。

まるで金網のようにも見える立体感ですが、これも平面上に線で彫っただけでこんなに浮き上がって見えるようになっているのでびっくりしますね!
デジタル画像からコントラストの情報を抜き出し、それに沿って精密に線を彫ることでこのような立体感に富んだ表現が可能になっているそうです。

単なる写真プリントとも立体造形とも違う、斬新な表現方法ですね~!!

なお、こちらの刻鈑は東京メトロ銀座線 銀座駅のホームにも使われているそうです!

もとレモン社 銀座店勤務のわたくしとしても興味深い話ですね~。
それなりに大きい規模、建築の一部などで使うことを想定した製作物ですので、個人でお手軽に製作依頼できるような代物ではありませんが……。

金属なので経年劣化にも強く、屋外に飾るのにも適しておりますので、何かインパクトのある展示物を求めている方はぜひともご検討してみていただければと!

以下、公式サイトになります。
川並鉄工株式会社 METALSPICE

【FLトクヤマブースの様子】

続いて、シート状漆喰インクジェット用紙「フレスコジクレー」を展示していたFLトクヤマブースのご紹介です。
シート状にした漆喰に顔料系インクジェットプリンタで印刷することで、一般的なインクジェット用紙とは一味違う仕上がりのプリントを得られるのがこちらのフレスコジクレー。

不連続な突起のある漆喰上に印刷するため、独特のテクスチャーと奥行き感が生まれます。

また、印刷後に表面の漆喰が炭酸カルシウム化して表面を保護してくれるため、耐光性が高くインクの酸化劣化を防いでくれるという特長も!
この独特の質感は実物を見ていただかないとなかなか伝えづらいのですが……。

ちなみに、漆喰のテクスチャーが肉眼でかすかに見える程度のフレスコジクレー タイプRと、テクスチャーがほぼ見えないタイプSの2種類がラインナップされています。

漆喰の上に絵を描き上げるルネサンス期の絵画技法・フレスコを現代化した製品とのことで、なかなか面白い一品です!

通常のプリント用紙に代わるものをお探しの方は、ぜひともチェックしてみてください~。
FLトクヤマ フレスコジクレー 公式ページ

【Esucura Cameraブースの様子】

まさかCP+の会場でハッセルとかローライフレックスの姿を拝めるとは……。

これらは、Esucura Cameraチェキフィルムバック デモンストレーション機として展示してありました。
こんな感じに裏蓋を外した状態の二眼レフに装着し、そのままチェキで撮影できるというユニークな代物です!

ハッセルブラッド用チェキバックはすでにクラウドファンディングで発売されていますが、今後こちらの二眼レフ用チェキバックもクラウドファンディングが開始されるそうです。
こちらも若林&山瀬コンビが取材に行ってきてくれましたので、後日動画をあげます(いつとは言っていない)

動画、ひたすらにお待たせしていて本当に申し訳ないかぎり……。とはいえブログと二足のわらじではなかなか時間もとれませんで(言い訳)
ブースでお話を聞いていたら意外なアイテムに話が飛んで行きました。公開、いましばらくお待ちください~!!

【思わぬ「出会い」があるのがリアル会場の魅力】

という感じで、会場で偶然見かけたユニークな製品をご紹介してまいりました。

予期していなかったものに出会う、実物を見て触って魅力をきちんと実感できる、というのがまさしくリアル会場の良さですね!

今年、実際に会場に行けた方にもそうでない方にも、わたくしが会場で体験してきたものの良さが少しでも伝わってくれていれば幸いでございます。

それでは今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました! 次回、CP+レポート ラストです!!

次回のブログもよろしくお願いいたします~!!!


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