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四季を撮る 【薔薇】 ~京成バラ園~

読者の皆様こんにちは。池袋店アマガイです。

四季を感じる風景を中心に、「近日見ごろになる!!」スポットをご紹介していくシリーズ第二弾です。

この度も撮例も盛りだくさんで掲載していくので、お出かけの参考にしてくださいませ。

それでは、第二弾 ご紹介するスポットは【京成バラ園】です!!

◆スポット情報
住所:千葉県八千代市大和田新田755
電話番号:047-459-0106
ホームページURL:https://www.keiseirose.co.jp/garden/
交通アクセス:
 ・バス
  ①東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅から
  徒歩15分または、東洋バス八千代医療センター行・八千代中央駅行「京成バラ園」下車(バス所要時間約5分)
  ②京成線 八千代台駅西口から
  東洋バス八千代医療センター行・八千代中央駅行「京成バラ園」下車(バス所要時間約30分)
 ・車
  最寄り:常磐自動車道柏I.C、東関東自動車道千葉北I.C、武石I.C
  駐車場:200円 ※バラのシーズンは基本料金30分200円(最大料金1,000円)
利用料金:入場料500円(春バラシーズン1,500円、秋バラシーズン1,200円)中学生以下無料

★ここがイイね!

①圧巻の10,000株を超える薔薇の大群
京成バラ園が作出した品種を含め、約1,600種類10,000株を超える薔薇の品種が存在します。

また、ベルばらテラス(photo1)や、コテージガーデン(photo2)アルテミスの花園(photo3)等テーマを設けて栽培している為、様々な景色が楽しめます。
photo1(F8 ISO100 1/250秒)photo2(F10 ISO100 1/60秒)
photo3(F10 ISO100 1/100秒) 焦点距離:360㎜
カメラデータ:Canon EOS 5D Mark III+EF50/1.2L USM

②ベンチが多く、当日再入場もOK
ベンチが多いため、混雑日でも比較的休憩場所に困ることが有りません。

園外のレストランやガーデンショップを利用した後でも園内に再入場可能なため、一日快適に過ごすことが出来ます。

◆作例
ここからは、実際に撮影した写真を元に作例解説いたします。

撮影日は、2023年5月初頭です。薔薇の見ごろは6月中旬までなので、まだまだ楽しむことが出来ます。

まずは、園内の全体が分かるものを3カット連続でご紹介です。
photo4(F8 ISO100 1/250秒)
photo5(F5.6 ISO250 1/200秒)photo6(F9 ISO100 1/25秒)
カメラデータ:Canon EOS 5D Mark III+EF50/1.2L USM

園内に入ると正面にヨーロッパの宮殿にある庭のような整形式庭園の景色が広がります(photo4)。

奥に見えるガゼボ(西洋風あすま屋)はブライダルで著名な桂由美さんから寄贈されたもので、恋人たちの聖地として園の中心で来園者を迎えます。

撮影当日の天候は、曇り時々晴れでした。

photo5は曇天時、photo4,6は晴天時に撮影したものです。

曇天時の方が緑に深みがでて、晴天時だと鮮やかに写ります。

次のカットは、曇天時(photo7)と晴天時(photo8,9)に撮影した薔薇の写真です。
photo7(F5.6 ISO100 1/320秒) 焦点距離:124㎜
photo8(F18 ISO160 1/40秒) 焦点距離:330㎜
photo9(F18 ISO160 1/500秒) 焦点距離:360㎜
カメラデータ:Canon EOS 7D Mark II+EF100-400/4.5-5.6L IS II USM

photo7の曇天時の方が光がソフトに回る為、photo8の晴天時と比べて花びらがしっとりと写って重厚感が出ます。

晴天の場合には、逆光でモノクロ撮影する事で花弁の透け感を強調してもコントラストが効いたメリハリのあるカッコイイ写真になります(photo9)。

花弁の色が薄い品種の場合は、露出を明るく設定することでphoto10の様に、花弁の透け感を活かした幻想的な写真になります。
photo10(F5.6 ISO160 1/1000秒) 焦点距離:234㎜
カメラデータ:Canon EOS 7D Mark II+EF100-400/4.5-5.6L IS II USM


もう少し、曇天を活かした写真をご紹介します!!
photo11(F6.3 ISO500 1/50秒)
カメラデータ:Canon EOS 5D Mark III+EF50/1.2L USM

こちらは、薔薇のアーチをしたから見上げて撮影したものです。

手前の薔薇の花に露出を合わせましたが、比較明暗差が少ないため、空に近く白く飛びがちな葉の部分もテクスチャーが残りました。

全体的に、葉の色も丁度いい感じで薄い黄緑色になった為、スッキリとした印象です。
photo12(F2 ISO100 1/800秒)
カメラデータ:Canon EOS 5D Mark III+EF50/1.2L USM

主題の花を手前に配置して、背景をぼかした写真です。

主題の花は日陰にあるので、背景と明暗差が生じて似た色合いでも背景に溶け込むことなく主題を活かすことが出来ました。

曇天の為、背景も明るくなり過ぎずに葉に反射した光の玉ボケもふんわりとした形かわいらしい印象になります。

最後に、前ボケを作る場合のワンポイント!!

京成バラ園には、様々な色合いの薔薇の花の品種があるため、色々なパターンでメインの花手前のボカす花の色の組み合わせを試すことが出来ます。


①同色photo13(F5 ISO160 1/1000秒) 焦点距離:214㎜
カメラデータ:Canon EOS 7D Mark II+EF100-400/4.5-5.6L IS II USM

同系色の組み合わせだと、写真として纏まりは有りますが、せっかくのボケ味が目立たないように感じます。

同系色の組み合わせの場合は、更に絞りを解放にして被写界深度を浅くするとボケ感を活かし写真にできそうです。


②メイン薄い系統
photo14(F5.6 ISO100 1/125秒) 焦点距離:400㎜
カメラデータ:Canon EOS 5D Mark III+EF100-400/4.5-5.6L IS II USM

手前のオレンジ色の前ボケが滲んで、メインの花の色が薄ピンクの色がくわれてしまいます……。

それっぽさは有りますが、イマイチ物足りない感じです。


③メイン濃い系統
photo15(F5.6 ISO100 1/80秒) 焦点距離:400㎜
カメラデータ:Canon EOS 5D Mark III+EF100-400/4.5-5.6L IS II USM

メインが目を引く色なので、前ボケを作っても存在が引き立ちます

メインと前ボケは同系色ですが、花弁の縁が濃い色なので、纏まりを保ちつつメインを損なうことなく雰囲気のある写真になりました。


◆まとめ
今回は、薔薇を被写体に作例をご紹介いたしました。

屋外撮影をする場合は、天候も要チェックです。

晴天と曇天では同じ被写体でも写り方は異なります。

撮影したい雰囲気の写真はどの日に行けばよいのか、また、撮影日当日の天候ならどういった雰囲気の写真が撮影できるのか意識して撮影する事で、ワンランクアップにつながります。

今年の薔薇の時期は、是非【京成バラ園】に足をお運びくださいませ!


◆使用機材のご紹介 
~15年来の相棒たちのご紹介~

ボディー
Canon EOS 5D Mark III
Canon EOS 7D Mark II

レンズ
EF50/1.2L USM
EF100-400/4.5-5.6L IS II USM

以上、池袋店のアマガイでした。

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