Z 8とZ 9を簡単に比較してみた【あなたに必要なZはどっち?】

こんにちは~。編集長 中村です。

先週発表されたNikonの最新ミラーレスカメラ・Z 8、非常に大きな反響を呼んでいますね!

12日に公開したこちらの記事も、ありがたいことに多くの方にお読みいただけております。
Nikon Z 8 発表! いち早く実機を触ってきました【ニコンプラザ大阪にて】

さて、こちらのZ 8ですが、撮影機能はZ 9と同等の機種となります。

現状ではZ 8にしか入っていない機能もありますが……。

基本的には両機種で機能面の差別化はしない方針のようなので、今後Z 9にファームアップで入ってくるのではないかと期待しています。

となってくると、「じゃあZ 8とZ 9どちらを買ったらいいんだ!?」という方がいらっしゃるのではないでしょうか?

ましてや、5月18日にはNikon製品の価格改定が控えており、Z 9の新品価格も値上げ予定となっております……。

そんな具合で「駆け込みでZ 9を買うべきか?」の判断に悩んでいる方も少なからずいらっしゃるはず。

そこで今回は、またしてもニコンプラザ大阪さんにお邪魔いたしまして、Z 8とZ 9の実機を並べて簡単に比較させていただきました!

ハード面での大きな違いである縦位置グリップの有無バッテリーの違い記録メディアの違いの3点について、実物の画像とともに解説してまいります!

■目次
【まずは外観比較】
【相違点その① 縦位置グリップの有無】
【相違点② バッテリーの違い】
【相違点③ 記録メディアの違い】
【詳しい比較は後日コンテンツ公開予定!】

【まずは外観比較】

まずは横に並べてサイズを比較してみました。左がZ 8で右がZ 9です。

約30%のサイズダウンを謳うだけあって、明らかに一回りほどZ 8のほうが小さいですね!

レンズはどちらもNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sを付けています(なぜかZ 9だけフードつけたまま撮ってしまった)
横から見た感じ。

真横のアングルから撮ってないので参考程度の画像にはなりますが、これだけでも高さがけっこう違うのが分かりますね。
ちなみにZ 8とZ 9のどちらも液晶モニターは4軸チルト式になります。

モニターが光軸からズレないの感覚的に使いやすく、縦位置でハイアングル・ローアングルでの撮影も行いやすいですので非常に便利ですね~。

【相違点その① 縦位置グリップの有無】

それでは具体的にハード面での相違点を挙げていきましょう。

まず、最大の特徴として、Z 9は縦位置グリップ一体型になっていますが、Z 8そのものに単体では縦位置グリップがついていません。

別売りの外付けパワーバッテリーパック MB-N12を装着することで縦位置グリップを「追加」することができますが……。

後述するバッテリーサイズの観点からも、縦位置グリップが必要な方は素直にZ 9を選ばれるほうが無難かもしれませんね。

(MB-N12を付けた状態のZ 8とZ 9とを並べて写真撮らせてもらえば良かったなぁとちょっと反省……)

【相違点② バッテリーの違い】

次に、Z 8とZ 9の大きな違いとしては使用するバッテリーの相違が挙げられますね。

Z 8は、Z 7IIやD850と同じEN-EL15cを使用します。
一方でZ 9は、D6などと同じEN-EL18dを使用。

このようにバッテリー容量がかなり違うため、充電なしでの撮影可能枚数には差があります。

例えばZ 9は静止画モード(1コマ撮影)で約740コマ撮影可能(モニターモード[ファインダーのみ]時に[パワーセーブ(静止画モード)]が[ON]の場合)

同じ条件でのZ 8の撮影可能枚数は約340コマです。

とはいえ、Z 8はバッテリーが小さいので予備電池を持ち歩いてもそこまで負担にならないかと。

USB Type-Cで給電しながら撮影することも可能ですし、実用面ではバッテリーの小ささはそこまでデメリットにならないのかなと個人的には思います。
ってかこれだけバッテリーのサイズが違うのに機能面が変わらないZ 8、すごすぎる……。

【相違点③ 記録メディアの違い】

なんだかんだで一番引っかかる方が多いかもしれないのがここかもしれません。

記録メディアスロットの違いです。

Z 8はSDカードのスロットが1つとXQD・CFexpressカード(Type B)のスロットが1つずつになっています。
一方でZ 9はXQD・CFexpressカード(Type B)のデュアルスロット

2枚のカード両方にバックアップ記録してリスクを軽減したい方などからすると、Z 8のスロットが片方SDカードになっているのがネックに感じられるかもしれません。

とはいえ、片方だけでもXQD・CFexpressカード(Type B)が使えると考えれば、「デュアルスロットが必要かどうか?」の問題であるとも考えられます。

Z 8のメリットである軽さ・小ささを活かすためにデュアルスロットでのバックアップ記録は諦める、という選択肢も十分アリだと思いますし……。

記録の確実性を重要視するならば、XQD・CFexpressカード(Type B)デュアルスロットのZ 9のほうを選ばれるのも堅実な選択肢でしょう。

わたくし自身がまだZ 8できっちり撮影していないので「片方SDカードで十分だよ!」などと空手形を出すわけにはいきませんが……。

いずれにせよ、撮影環境や撮影スタイル、バックアップ記録の有無や動画撮影も視野にいれるかどうかなどで「何を最重要視するか?」は変わってくると思います。
価格改定までもうあまり時間がありませんが、迷われているならばなおのことニコンプラザへ行かれて詳しく検討されるのが良いかと。

平日の日中であれば先行体験会の予約も比較的取りやすいようですし、ぜひとも実機を触って考えられるのが良いと思います!

【詳しい比較は後日コンテンツ公開予定!】

さて、ごく簡単にZ 8とZ 9の相違点をまとめましたが、詳しくは後日デモ機をお借りして詳しく製品レビューを用意する予定です!

外装の材質がちょっと違ったり、端子まわりも少し変わっていたり……。

細かな仕様の違いや使用感などは、後ほどじっくりご報告させていただきます!

ご自身で確かめられたい方は、繰り返しにはなりますが現在ニコンプラザにて開催中の先行体験会(要予約)に行ってみていただければと。




12日のブログにも書いた通り、来場特典もありますよ!
Nikon Z 8 発表! いち早く実機を触ってきました【ニコンプラザ大阪にて】

ニコン製品購入特典申込書がもらえますので、こちらもチェックしてみてください。

それではこの機会にZ 8・Z 9を購入される皆さま、どちらも素晴らしいカメラであることは間違いありませんので悔いのないお買い物をしていただければと思います~。


もちろんナニワグループでも予約受付中ですよ! ご利用お待ちしております!!

それでは今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう~!!

※追記
Nikon Z 8 製品レビュー【Z 9をコンパクトに凝縮!】

後日、実機をお借りしてZ 8の製品レビューを作成いたしました!

こちらもご参考にどうぞ~。