今年もホタルの季節がやってきた【撮り方を簡単に解説】

こんにちは、タカチホカメラ小倉店の長島です。

今年も「ホタルの季節」がやってきました。
今回の撮影地は、去年と場所は同じ北九州市八幡西区内を流れる「撥川(ばちがわ)」です。

【ロケーション】

ホタルが鑑賞できる期間は、5月中旬から6月初旬日没頃から1時間くらいが一番活発に活動する時間帯です。

おすすめの場所は、JCHO九州病院付近から黒崎中学校付近です。

駐車場は、黒崎駅周辺からJCHO九州病院付近にありますが、できるだけ公共交通機関をお勧めします。

最寄りの駅はJR九州黒崎駅。そこから徒歩で約20分ほどになります。

去年の撮影ブログもありますので、参考にどうぞ。


今年の機材は、EOS RP+RF24-105/4L IS USM です。

撮影日は、月齢が新月に近い時期で、ホタルの弱い光をキレイに撮るにはベストな条件でした。

なお、気温は高く、19時半~21時頃がホタルがよく飛びました。(撮影日は、21時過ぎると気温が低くなりホタルの活動が弱くなりました)


撮影時 用意するもの
・三脚
・レリーズ
・F値の明るいレンズ(広角または、広角ズーム)
・人工の光が無い環境下は、懐中電灯やカメラから光が漏れないように対策する
・ピント固定用テープ


ホタル撮影について、店舗でよく「どう撮るの?」「加工ソフト持ってないよ!」といろいろ質問をうけます。

そこで今回は、ホタルを撮影する方法をいくつか解説してまいります。

まず、ソフトをお持ちでない方で、もしカメラ内で合成できる機種でしたらそちらで合成してしまいましょう。

今回は、EOS RPの多重露出撮影モードを使用してカメラ内で合成した写真をまずお見せしていきます。

以下の写真、ISO800・F4開放・シャッタースピード8秒で撮影しました。

↓多重露出で撮影↓
まだ飛び始めた頃なので、たくさん飛んでるように見せるために5~6枚合成してます。


次にソフトでの合成は、Photoshopや、Canonユーザーならばデジタルフォトプロフェッショナル(DPP)を使用します。

Photoshopならば、比較明合成(コンポジット)、DPPならば多重合成ツールを使用(64ビットソフトのみ)します。

今回はDPPで合成しました。

↓DPP多重合成ツールで加工↓

多重露光もない、ソフトも無いのならば、バルブ撮影してみましょう。

ISO200~400でF4開放15~30秒くらいで撮影したパターンです。

ホタルの活動が良い条件ですと加工せずに撮れます。

ちなみに、撮影と合成を組み合わせるのも〇です。

以下の写真は、多重露出で撮影したものをさらにDPPで合成しています。

↓多重露出で撮影したのをDPP多重合成ツールで加工↓

以上、簡単にですがホタルの撮り方解説でした。

初めてホタル撮影する方は、都市部のホタルが飛ぶ環境で撮影したほうが良いでしょう。

今回はカメラ内合成・ソフトによる合成・バルブ撮影の3パターンをご紹介いたしましたが、ご自身のいちばんやりやすい方法でチャレンジしてみていただければと。

暗いので足元に気を付けてホタル撮影を楽しんでください。