編集長 中村のひとりごと #2 【Nikonの動画推しについて】

こんにちは~。編集長の中村です。

特に好評ではありませんが「ひとりごと」シリーズ続けていきたいと思います。

たまにはダラダラ雑文を書かせて欲しいのです。

【 Z 8が本日発売!】

本日、いよいよZ 8発売されましたね!

Z 9ともどもデモ機お借りしておりますので、比較等踏まえつつ製品レビューブログを鋭意製作中です。
軽く撮ってみた感じ、飛行機認識AFかなりいい感じです!

まぁ Z 9でも戦闘機を撮れたくらいですから、もっとゆっくり動く旅客機は撮れて当然っちゃ当然ですが。

【N-RAW収録機能 実はすごい】

さて、こちらのZ 8も含めて「最近のNikonは動画推しが過ぎる」という意見を聞くのですが……。

わたくしも、動画業界のいろいろな事情を知る前は同様の感想を抱いていました。

しかし、業界事情を知ると、どうもNikonは流行りに乗っかってなんとなく動画性能をアピールしているわけでもないということが分かってきました。
まず、2022年4月のファームウェアアップデートで、Z 9はNikon独自のRAW動画フォーマット「N-RAW」をボディ内で収録可能になりました。

動画業界内の事情を知らないでいると「ふ~ん」という感じかもしれませんが……。

これまで、多くのメーカーはカメラ内でRAW動画を収録する機能の搭載を避けてきました。

なぜでしょうか?それは、アメリカのシネマカメラメーカー・REDが、RAW動画をカメラ内で圧縮する技術の特許を持っているからです。

動画業界内で、この特許問題は「悪名高い」と平気で言われるほどのもののようで……。

REDの許諾を得なかったり、ライセンス料の支払いをしなかったりしたがために訴訟になり、最悪では機能削除にまで追い込まれたメーカーもあるようです。

そして、Z 9もREDから睨まれて訴訟にまで発展しています

以下、Cine Dさんの参考記事です。



わたくしも事細かにこの件をウォッチングしてきたわけではないのですが……。

その後、NikonがREDを逆訴訟をしかけ、最近になって訴訟が終了してN-RAW収録機能は無事に存続したらしいと聞きます。

なので、Z 8にもN-RAW収録機能はきっちり入っています

【NikonはZシステムでの動画撮影に本気らしい】

というわけで、Nikonも腰掛けで「動画も撮れますよ!」というアピールをしているわけではなく、Zシステムで動画を撮るユーザーを本気で増やそうとしているようですね。

外野から見ている限り、「静止画も動画もガッチリ撮る」お仕事の方は、Z 9をかなり高く評価している方が多いように見えます。

発売初日の雰囲気を見る限り、Z 8もおおむね好評で受け入れられているようですね。
動画は撮れなくていいから静止画オンリーの廉価版 Z 9が欲しい!」という意見も良く聞きますし、わたくしもそういうのが出たら魅力的だとは思うのですが……。

完全ブラックアウトフリーのReal-Live Viewfinderにしろ、最大120コマ/秒のハイスピードフレームキャプチャ+にしろ、画像処理エンジン・EXPEED 7による高度な映像処理によって実現しているものでしょう。

画像エンジンの性能がそれだけ高くて、それを活かして高度な動画形式を収録可能なのに「あえて機能を省く」というのは逆に難しいのではないかと思うのです。

なので、どちらかと言えばZ 9の卓越した静止画撮影能力は、高度な動画撮影能力がベースにあって実現できているものなのでは?と勝手に予想しています。

そうであるならば、静止画特化のモデルを作るのはなかなか難しいのではないかと……。憶測でしかありませんが。

【Z 8 購入された方は楽しんでください】

まぁ分からないことについてグダグダ言っても仕方ありませんが……。

デモ機を触った感じでZ 8はかなり「いいカメラ」だと感じましたし、「買われた方は存分に楽しんで使ってください~!」と思います。

ご購入を検討されている方の参考になるよう、わたくしも頑張って製品レビュー書きますので。今しばらくお待ちを!!


それでは乱文雑文を最後までお読みいただきましてありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう~!!