こんにちは、小倉店 長島です。
お客様より「YASHICA YASHINON-DX 21mm F3.3 M42 」は、ミラーレスカメラで使えるんですか??と問い合わせがありました。
普通のM42マウントの広角レンズじゃないの??と思われる方が多いと思いますが、このレンズの特徴は、”後玉が飛び出てる!!“
これは、まだ一眼レフ用の広角レンズを作るのが難しかった頃は、レンジファインダー用レンズの設計を流用していたので、その流れで作られたものです。
後玉がミラーボックスに干渉するので、ミラーアップ撮影専用です。
ビューファインダーが使えなくなるので、フィルム一眼レフでの撮影はピント合わせ目測のみになります。
このような不便な使い方をせずに普通に一眼レフで広角レンズを使えるようになるのは、前回の小倉店のブログで紹介したアンジェニューのレンズからになります。
↓そんなレンズのお姿がこちらです↓
↓気になる後ろ姿はこちら。良い感じに飛び出ております~↓
↓マウントアダプター装着。少しはみ出てます~↓
ミラーレスデジタル一眼の時代になり、後玉の長いレンズも使える機種が増えてきましたが、条件としては、アダプター部分にある程度の長さがあること、フルサイズで使用できてもAPS-Cセンサーの機種では使用不可など制約があるので、要注意。
特にマウント面からセンサーの先端までの位置をよく確認ください。
↓このマークがセンサーの位置を示しています↓
なお、取付の際は、後玉部分がセンサーに対して真っすぐになるように微妙な調整が必要です。
取付にはご注意ください。
さて、実写ってことで、やってきましたのは、福岡市東区にあります「マリンワールド海の中道」です。
世間のお盆休みが終わった平日ですが、お昼にレストランへ行くと、120組待ち(2時間近く待ちました……)そのくらい混んでました。さすが夏休みですね。(2時間待った頃は、140組って言われました)
基本的に撮って出しですが、混雑していて設定ミスった画像は、明るさ調整しています。
言い訳ですが、子供と嫁さんと一緒に行ったので、絞り等のメモしてないので、お許しください。
調べ方が悪いのか、このレンズの作例ってあまり見かけたことがなく、今回自分で撮っていろいろ戸惑うことばかり。
開放もよりも一絞りくらい絞った方が良い感じかな。周辺光量もかなり強いです。
青がキレイなような……一部癖のある青色が……。
画面周辺には赤っぽい色被りが発生してしまっています。
因みに「マリンワールド海の中道」には国内に3匹しか飼育されていない「ラッコ」が居るんです。
昔はあちこちにいましたが、繁殖がうまくいかなくなったり、アラスカのタンカー事故の海洋汚染で生息数が減り、輸入ができなくなったのも原因です。
16歳とのことなので、長生きして欲しいですね。
長くなったので、当日、もう1本持って行ったレンズがあるんですが、それはまた次回紹介します。