こんにちは。カメラのナニワ 梅田中古買取センターの喜田です。
最近すっかり夏の暑さ、猛暑になってきましたが、皆さんは元気にお過ごしでしょうか。
夏といえば、海!
綺麗な海を見ながら撮影できるおすすめのスポットを今日は紹介したいと思います。
本日ご紹介するのは、海水浴場や温泉でも有名な和歌山県の白浜町にある名勝、「千畳敷(せんじょうじき)」です。
その名のとおり広い岩畳が幾重にも重なり、何千何万年も前より打ち寄せる波風の影響で侵食を繰り返しこの姿が形成されています。
地層が折り重なった壮大な風景が、広大な太平洋を背景に広がる絶好のフォトスポットです。
積み上がった地層には堆積物や植物の化石も見受けられ、地球の歴史を感じられるロマンのある場所です。
1500万年以上も前に出来たと言われる大岩盤は造形的にもたいへん魅力的で、カラーで撮ってもモノクロで撮っても面白い写真に仕上がること間違いなしです。
特にモノクロで仕上げると、色情報が無い[明暗の差、濃淡による表現]となり、造形の表情が出やすく形の面白さが際立ちます。カラーとはまた違った、アーティスティックな作品を狙えます。
◆撮影のポイント
・光を意識すること
明暗の差、つまりは光の当たっている部分と当たっていない部分とのバランスを考え、フレーミングします。外での光は、太陽が当たると硬い写真(コントラストの高い)になり、太陽の光が雲に陰ると柔らかい写真(コントラストの低い)になります。
もちろん、ここで大事になってくることの1つに、自身の影が入らない位置取りでの撮影が求められます。写真の隅々まで意識した撮影を心がけましょう。
モノクロならフィルムで…という方もいらっしゃるかと思いますが、近年フィルム価格もどんどん高騰しており、なかなか気軽に撮影することができないと感じている方に、デジタルモノクロもオススメです。
RAWで撮っておいてグレースケールに変換すれば、自分の納得いくモノクロ表現になるまでいくらでも各パラメーターを調整し直すことができます。
もちろんRAWデータの場合、途中でやっぱりカラーにしたい…となったときでもカラーにすることができ、 ストレスなく気軽にスナップを撮ることができます。
最近ではライカがM11モノクローム、国内メーカーではペンタックス K-3 Mark III Monochromeなど、モノクローム専用モデルも相次いで発売に至っています。
またイメージセンサーの改良によって、一般的なモデルのカメラであっても、ハイライト部からシャドー部まで粘りのある写真を写すことも可能になってきています。
◆使用レンズ・カメラ
ボディ: フルサイズ一眼レフ ニコン D800E
レンズ: ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(Fマウント)
ちなみにここは夕日スポットとしても人気で、太平洋に沈んでいく美しい夕日をゆったり眺めることもできますので、時間を忘れたい時にもぴったりです。
【所在地・アクセス】
和歌山県西牟婁郡白浜町2927-72
無料駐車場あり、トイレあり
○「南紀白浜IC」から車で約15分
または
○JR白浜駅からバスで「千畳口」下車後、徒歩約5分
今回はイチオシスポット「千畳敷」をご紹介しましたが、付近にも「円月島(えんげつとう)」や「三段壁(さんだんべき)」など興味深いスポットが点在し、ともに国の名勝に指定されています。
ここに行かれた方はついでに足をのばされてみるのも良いかと思います。
いかがでしたでしょうか。
近年の都会の蒸し暑さにげんなりしている方も、ここで大地の生命力を感じれば、同じ暑さのなかにも気持ちよさを覚え、また頑張るパワーをもらえるのではないでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございます。この記事についてのお問い合わせは、カメラのナニワ梅田中古買取センターの喜田まで。
今後もより良いサービスを提供できるよう日々努めてまいりますので、引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう何卒宜しくお願いいたします。