こんにちは~。編集長 中村でございます。
今回はXに投稿したこちらについて。
リコー PENTAXさん(@ricohimaging_jp )主催の「スナップダイモン×PENTAXモノクローム散歩スペシャル in 大阪」にX 担当の中村が参加してまいりました!
— ナニワグループ (@gnaniwa) January 27, 2024
K-3 Mark III Monochromeはなかなか玄人向けのカメラでしたが……。… pic.twitter.com/iX6y4R3yeR
PENTAXさん主催のイベントにお邪魔してきました!
簡単なイベントレポートをまとめましたのでどうぞご覧ください~。
【K-3 Mark III Monochromeをお借りできるイベント!】
2023年 4月に発売されたK-3 Mark III Monochromeの機材貸し出しありで、大阪・天神橋筋商店街付近でのスナップ撮影を楽しめるイベントとなります。
K-3 Mark III Monochromeはモノクローム専用の特殊なイメージセンサーを搭載したカメラ。
通常のデジタルカメラのイメージセンサーには、1画素ごとにそれぞれR・G・Bのカラーフィルターが備えられています。
これによって1画素ごとにRかGかBの色情報のみ取得しているのですが、各画素で取得した色情報以外の2色を隣接する他の画素から予測・補完することでフルカラーの画像が得られる仕組みになっています。
K-3 Mark III Monochromeのイメージセンサーにはこのカラーフィルターが設けられていません。
これにより1画素1画素ごとの輝度情報のみで画像を得ることができ、解像力と諧調性に優れた写真が撮れるとのこと……!
気になるぅ~!!
セットのレンズにこの50mmマクロをチョイスしたのは講師の大門 美奈先生。
井津 建郎 先生がK-3 Mark III Monochromeの作例をこのレンズで撮られていたためチョイスしたとのことですが、定番をちょっと外したシブい選択ですね……!
【いざ出発!】
というわけでイベント開始!
ちなみに今回は大門先生主催の「スナップダイモン」とのコラボ企画ということで、スナップダイモン メンバーの皆様と一緒に撮影を楽しんできました。
今回の会場は天満周辺の商店街・飲み屋街でした。
天満駅のガード下を抜け、人が少なめな裏路地に向かいます。
ちなみにわたくし一眼レフを使うの久々すぎて、このあたりは露出ミスってる写真を無限に生成してしまっていました……。
とはいえ、カメラ自体の操作性は素晴らしく、大きくて見やすいファインダー・グリップのホールド感の良さ・軽快かつ心地よいシャッターフィーリングで「撮影する楽しさ」をフルに味わえます。
シャッター切ってるだけでめちゃくちゃ楽しい!
しばらく進んで慣れてきたあたりの1枚。いろいろ試行錯誤して、カスタムイメージは「ハード」に設定してコントラストを高めにしています。
このカスタムイメージについては後ほど解説。
薄暗い路地の入口から提灯に光が当たっているのがきれいで撮りました。
さすがモノクローム専用センサーを積んでいるだけあって諧調が非常に滑らかですね~!
smc PENTAX-D FA MACRO 50mmF2.8も、絞り開放からシャープでヌケの良い画が出てくるのでいい感じ!
この記事を書きながら発売年を調べてみましたが、なんと2004年で20年前のレンズということ……。
AF駆動の静音性はさすがに考慮されていませんが、合焦速度は想像よりもかなりスピーディーで実用にはぜんぜん困りませんでしたね。
【裏天満ちょうちん通りで撮影】
しばらく路地を進むと、裏天満ちょうちん通りに出ました。
天井におびただしい数の提灯がぶら下がっており、非日常的な怪しい雰囲気が漂っていますね……!
カラーだと色が多く、ちょっとごちゃごちゃした雰囲気がありますが……。
K-3 Mark III Monochromeで撮影するとだいぶ情報が整理されます!
薄暗いながらも適度に輝度差があり、明暗のコントラストを画面内に作りやすいこともあって、今回のイベントに最適なロケーションですね~。
ここでいったん自由時間。30分後に集合・思い思いの場所で撮影してOKということになりました。
ここでK-3 Mark III Monochromeのポテンシャルを検証するべく、いろいろと設定を変えて撮影してみました。
まず、K-3 Mark III Monochromeのモノクローム専用センサーは高感度耐性も非常に高いとのことですのでISO 25600で撮影してみました。
Web掲載用にリサイズをかけているためこの画像ではなかなか伝わらないかもしれませんが……。
PCでモニター等倍で確認しても、ざらつきは多少あれどもディティールはまったく損なわれていません……!
こちらは酒樽の上の縄をマクロ撮影したもの。
F11まで絞るためにISOを12800まで上げましたが、こちらも高感度で撮影したとは思えないような描写です。
恐るべしモノクローム専用センサー……!!
続いてカスタムイメージを試してみます。
K-3 Mark III Monochromeにはモノクローム専用カスタムイメージとして「スタンダード」「ハード」「ソフト」の3種類が選べます。
わたくしは白黒写真だとコントラストがガツンと効いているほうが好きなので、今回のイベントはほぼ「ハード」で撮影しています。
しかし、上の写真のように明暗差が大きすぎるシーンでは「ハード」だと黒潰れが発生してしまうので、「スタンダード」に設定したほうがよさそうです。
このカスタムイメージもコントラストやシャープネスなどを細かく設定できますので、自分好みにカスタマイズしていく楽しみもありますね!
カメラのスペック検証にかまけていたら意外と時間無くなってしまって、あまり「スナップらしいスナップ」を撮れていない問題。
マクロレンズ付けてる木の幹とか撮ってみる。
現状、K-3 Mark III Monochrome以外のモノクロ専用カメラは、ライカのM型レンジファインダー機・レンズ一体型のQシリーズに限られています。
これらのカメラと比べて、K-3 Mark III Monochromeは使用できるレンズラインナップが幅広く、様々な撮影スタイルに対応できるのが強みと言えるでしょうね。
このカメラに望遠レンズつけて野鳥とか撮ったらどういう感じになるのでしょうか?
めっちゃ気になる。
とかなんとか考えていたら集合時間になったので、全員集合して移動します。
【天神橋筋商店街付近を散策後、講評会へ】
さて、裏天満を離れて天神橋筋商店街を北上し、中崎町付近まで歩いて行ったのですが……。
この区間、スナップダイモンのメンバーさんたちとライカ話をしていたので全然写真を撮れておりません~!
わたくしも元はレモン社 銀座教会店勤務であり、型落ち機種とはいえM Typ262も使っているライカユーザーです。
やはりライカをお使いの方とお話をしたいという気持ちが勝ってしまい……。
めっちゃ楽しかった。
かろうじて商店街撮ってたやつら。
天神橋筋商店街は「昔ながらの商店街」という感じで、これも非常に雰囲気があって、わたくしは大阪のなかでもすごく好きなスポットなんですよね。
引っ越す前はよく行ってました。
各人セレクトした3枚の写真を大門先生に見ていただき、コメントいただきました!
本格的な講評を受けるのははじめてだったので緊張しましたが、良いところや「ここをこうしたらもっと雰囲気変わるかも?」といった的確なアドバイスをいただけました。
勉強になりました、大門先生ありがとうございました!
他の参加者様方も、このような尖った機種の体験会に参加されるだけあって非常にレベルの高い作品を披露してくださいました。
流し撮りを活用している方や、カラーフィルターや他の特殊フィルターを持参された方など、「そういう手があったか!」と刺激を受けました。
その点、自分の撮った写真はちょっと工夫が足りてなかったかな……と反省するなど。
精進します!
【楽しいイベントをありがとうございました!】
PENTAXのご担当者様方ともお話させていただきましたが、今後も各地で体験会を開催していく予定とのこと。
「ナニワでもイベントやりましょう!」とお話してきましたので、弊社でも何かご一緒できる機会を作れればとは思っております!
改めまして、このような素晴らしいイベントを企画してくださった PENTAXの皆様方、講師の大門 美奈 先生、スナップダイモンの皆様にお礼を申し上げます。
ありがとうございました!!
ちなみに直近でも東京・神戸でK-3 Mark III Monochromeの体験会があるようなので、気になる方はぜひご参加いただければと。
それでは今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう~!