こんにちは、京都店の亀田です。
今回、CP+2024のシグマブースの取材をしてまいりました。
まず出迎えてくれるのは、通路沿いの壁一面に並べられた近年の製品群の展示。
話題の新製品はもちろんのこと、なかなかお目にかかれないシネレンズから、すでにディスコンとなっているsd Quattro及びsd QuattroHまでずらり。
なんならsd Quattroはバッテリーグリップ有りと無しで並べたり、横に転がしてみたり。
愛を感じます。
ブース内には、現行の製品をじっくり試せるカウンターが。
シグマのスタッフさんの解説を目の前で受けながら気になる製品を触れます。
その反対側を向くと、事前発表でも気になっていましたが、シグマ新社屋完成の際にも話題になっていた、シグマが所蔵する国内外の写真関連書籍を実際に手に触れて読めるスペースも。
時間の関係でじっくりは見れませんでしたが、
「ここに住みたい。帰りたくない。」
って思いました。
私はミーハーなのでついついウィリアム・エグルストンなんて探しちゃいましたが、横で見てらしたお嬢様が、「自分の生まれたころの写真集とか探したいよねぇ~。」なんておっしゃててとても素敵でした(語彙力)
さて、そろそろ本題ですが、今回の目玉とも言える新製品。
500mm F5.6 DG DN |Sportsと15mm F1.4 DG DN DIAGNAL FISHEYE |Artの2本ももちろん触ってきましたので順番にご紹介していきます。
◎500mm F5.6 DG DN |Sports
まず、1m先からこちらのレンズを視認した時に思ったことは、
「ほっっっそい!」
前情報で軽いことは知ってましたが、そもそも見た目からして細いです。
そして手に取って見るともちろん軽い。
ですが、ただ軽いのではなく重心のバランスがいいように感じました。
持参したLUMIX DC-S5につけてみましたが、この取り回しの良さなら気軽に持ち出させそうです。
会場内を適当に撮って見ましたが、昨年発売の60-600mmや50mm F1.4と同じくHLAモーターの力を感じる抜群のAF速度でした。
天井の金属の表現力もなかなか良いんじゃないでしょうか。
また、Lマウント版であれば従来のテレコンバーターも対応とのこと。
すでに70-200mm F2.8や100-400mmなどをテレコンと併用している方には魅力的ではないでしょうか。
◎15mm F1.4 DG DN DIAGNAL |Art
昨年発売の14mm F1.4 DG DNで我々シグマファンは鍛えられているので、もはや広角単焦点に三脚座がついている程度では驚きません。
嘘です。驚きました。
先ほどの500mmが1,365g、そしてこちらは1,360g。
ほとんど変わらないのですがこちらの方が手に取った感覚ではずしっと感じます。
存在感……なんですかね……。
こちらはまさしく星景写真のために作られたといっても過言ではない代物。
14mm F1.4や20mm F1.4と同じくレンズヒーターを巻くためのスペースも設けられているほか、周辺部まで画質に妥協は無いとのこと。
これまた、会場の天井を適当に撮ってみましたが周辺もよく写っています。
ちなみに、この写真解放F値での撮影ですよ。
信じられますか?
また、1,4という驚異的な解放F値のおかげで魚眼レンズなのに被写体の立体感がすごい!
これはポートレートで使っても表現の幅が広がりそうなレンズですねぇ。
【まとめ】
CP+の直前に発表されたこともあり、2本の新製品のレンズが主役ではありましたが、
ブース内は写真集コーナーが非常に賑わっていました。
貴重な写真集をただの飾りとせず気軽に手に取れるようにしたシグマさん。
思い思いの選び方で写真集を手に取り鑑賞する来場者さん。
ホストもゲストもどちらも素敵な方が集まる不思議なメーカーだな~と思いました。
なお、今回の会場写真はすべてSigma fp とLumix DC-S5にIシリーズのレンズをつけて撮影しております。
はい、私もシグマ製品が大好きでございます。
シグマブースからは以上です。