こんにちは~。編集長 中村です。
引き続き、CP+2024のブース展示内容を振り返ってまいります~!
【ATOMOSブース】
まずは、NINJA V・NINJA V+などのモニターレコーダーで有名なATOMOSさんのブース!
わたくし、昨年もこちらのATOMOSさんのブースにお邪魔していろいろお話を聞かせていただき、一度デモ機をお借りしたうえでNINJA Vを購入しています。こちらのモニターレコーダーNINJAシリーズに新製品が登場しました!
NINJAとNINJA ULTRAです!!(こちらはVIとかではないらしい)
OSが新しくなってより操作が直観的に分かりやすくなり、「EL ゾーンシステム」などの新機能も搭載されているとのこと。
ちなみに旧製品となったNINJA V・NINJA V+ですが、有償でのOSアップデートも可能とのこと。
個人的にはこのEL ゾーンシステムはかなり気になっています。
「18%グレーよりどれだけ明るいか・暗いか」を色分けで表示してくれる仕組みがELゾーンシステム。
わざわざグレーカードなどで露出を測らなくても、人の肌などが適切な露出になっているかを一目で確認できるのは楽なような気がする……!(使ったことないから未知数)
そのうちアップデートして試してみたいと思います~!!
【Dirigent(Angelbird)ブース】
お次はDirigentさんのブース。オーストリアのハイエンド記録メディアブランド・Angelbirdの製品を主に取り扱ってらっしゃいます。
ぱっと目にとまったのは、こちらのCFexpress B Recording Module。
iPhone 15 Pro・iPhone 15 Pro Maxに装着することで、極めてデータ容量の大きい4K 60pのProRes映像などを録画できるようになるとのこと!
こちらの写真はデモンストレーション用にiPhone 14に装着していただいた様子ですが、こんな感じにMagSafeでそのまま装着できます。
いつもは記録メディアのお話だけを伺っていたのですが、今回はこちらのShimbolブランド製品もご紹介いただきました!
こちらのShimbolは、モニターレコーダー・ワイヤレス伝送システムなどを開発・製造している中国の新興メーカー。
もともと大手企業にいた技術者の方もかなり所属しているとのことで、これからの製品展開が楽しみですね~。
こちらは参考出展商品のShimbol TP miniです。破格の安値で販売されるようなので、発売されたらちょっと試しに買ってみようかな……。
ちなみに派手な辰年カラーリングのものが展示されていましたが、製品版はもっと落ち着いたデザインになるようです。
【Seconic/Vinceroブース】
お次はSeconic&Vinceroの共同ブース!
セコニックさんのブースでは、露出計やカラーメーターなどお馴染みの製品が並んでいました。
普段、一般のユーザーには馴染みの薄いこれらの機器の使用方法について、ブース内でセミナーも行っていました。
ヴィンチェロさんのほうでは、カラーチャートやモニターキャリブレーションツールなど、こちらも「正しい色・明るさ」を確認するためのツールが取り扱われています。
しかもなんと!
セミナー受講者のうち、じゃんけんで勝った方に現像ソフト・Capture Oneをプレゼントするというなかなか豪華なキャンペーンも!!
また、今回わたくしはじめて知ったのですが、ヴィンチェロさんのほうで新しくDEITYブランドのマイクを取り扱い開始しているとのことです。
こちらのマイクはDEITY V-Mic D4 Duoです。
鋭指向性のマイクが前後どちらにもついており、「1人がカメラを持ってもう1人としゃべりながらRECする」ような状況でも使えるというシロモノとなっています!
なかなか便利そう。
こちらは同じシリーズのV-Mic D4 miniです(写真ボケててちょっと分かりづらくて恐縮なのですが……)
先ほどのDuoのほうも同じ機能が付いているのですが、マイク自体に3.5mm入力端子が付いています。
これにより、もう1つマイクを繋げてステレオで録音できるのが特徴となっています。
なかなか見ない機能なので面白いですね~!
【EVOTEブース】
今回、非常に注目を集めていたのがこちらのEVOTEさんのブース。
実は10月のPAF大阪にも出展されていて、その際にお話を伺った際に「便利そうだな~」とは思っていたのですが……。
ポートレートレタッチの経験があまりないわたくしとしては、仕上がりのクオリティをどう評価していいのか判断しかねるところがありました。
ところが今回、多くの方が出展内容をみて「これはヤバすぎる!!」という反応をされているのを見ました。
ポートレート慣れしている方も「十分なクオリティ」と認める、実用的なツールなようですね! すでに写真館での導入事例もあると又聞きで耳にしました。
肌の質感補正などはもちろんのこと、そもそも顔の形を変えたりするのも簡単にできます。
ある種「職人芸」だったポートレートレタッチのハードルがだいぶ下がりそうですね!
気になる料金体系ですが、書き出し時に課金で1カットごと10.5円かかります。
一度書き出しした写真を再書き出ししても料金はかからないとのこと。
単価はそんなに安くはないですが、スポットで使う分には許容範囲内かな?と個人的には思います。
もしかするとAdobeのほうでも対抗してPhotoshopやLightroomに同様の機能を入れてくるかもしれませんので、今後の動向も気になりますね~!
【動画用品系やソフトウェア関連も進歩している!】
今年は出展企業数があまりにも多くてしっかり見られなかった企業さんも多いのですが……。
それこそワイヤレスビデオトランスミッターを取り扱うメジャーどころのHollylandさんとか、LEDライト系のNANLITEさんとか。
カメラメーカーはいまだに日本企業が圧倒的大手ですが、撮影用品だと海外メーカーの勢いが非常に強いのを感じます。
今後、またいろいろと便利なアイテムが出てくるのを楽しみにしてます~!
それでは今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう~!!