広角が苦手なスタッフが広角写真を説明してみた【FUJIFILM】

こんにちは、タカチホカメラ府内店の佐藤です。

まだまだ未熟な私が写真の表現力を広げるため、広角写真をメインに撮影に挑戦いたしました。

広角レンズの広さには一定の定義があり、焦点距離35mm以下のレンズが一般的に広角レンズと呼ばれます。

広角レンズは写る範囲が広くてダイナミックな写真が撮れることと、人間の視界以上の撮影を可能とするメリットがあります。

一方で画角や構図をより広い範囲で計算する必要があり、使いこなすのに少し難易度が高いレンズでもあります。

今回、広角の撮影経験が少なく苦手としている私が、修行の一環も兼ねてなるべく数多く撮影に挑戦していきます。

X-PRO1 XF10-24mmF4 R OIS WR : SS1/400 F9 ISO800

夕方の河川敷に咲く草花を前景に夕日を撮影いたしました。

広い画角を利用し、ただ花を撮影するだけではなく「花に注ぐ光は何か」「どこから照らされているのか」を写真に入れることで、空間にメリハリと情報量を追加することが出来ました。

画全体的にピントが合ってほしいので絞り込みたいのですが、回折現象による画質劣化もあるのであまりF値を大きくしすぎるのもいけません。

そのため、F9で撮影しました。

X-PRO1 XF10-24mmF4 R OIS WR : SS1/4000 F7.1 ISO800

夕日をメインに周囲をシルエット化させてみました。

この写真、何度か失敗してこの一枚になったのですが、何を失敗したかというと水平が取れておらず建物が全体的に歪む事が何度かありました。

広角写真を撮影する際は、水平の正確さが写真の完成度の決め手になる場合もあるかもしれません。

X-PRO1 XF18-55mmF2.8-4 R OIS WR : SS1/30 F8 ISO800

建物の中から、差し込む夕日の光を撮影いたしました。

広角気味32mmで撮影しており広い画角の中にアンダー部分を多く入れることで夕日の光がより印象的に撮影できたと思っております。

X-PRO1 XF18-55mmF2.8-4 R OIS WR : SS1/2000 F4 ISO800 cokin 121S (ソフトND8)

ワイド側で風景を混ぜた写真を撮影する際画角を作っても天候と時間帯の関係上、光の加減でイメージ通りの作品作りが出来ないことがよくありました。

そこで解決策として空の白とびを極限まで抑えるためハーフNDフィルターを活用し撮影いたしました。

細かい光の加減はフィルターを活用するのもオススメです。

今回、慣れないながらも色んな画角で写真を撮影してみました。

広角写真とは呼びますが、ただ広く写すだけではなく撮影方法によっては、被写体を強調したりより印象的な作品作りが出来る可能性あふれるジャンルのように感じました。

各社、サードパーティーを含め多種類のレンズがございますので店頭でのテスト等、是非ご検討くださいませ。