こんにちは、京都店の亀田です。
CP+2024が終わって早2週間が経とうとしております。
すぐに会場レポートを配信しようと思いながらいつの間にやら……。
気を取り直して、思い出を語っていこうと思います。
【SIRUIブース】
SIRUIと言えば、安価でハイクオリティな三脚雲台メーカーというイメージですが、今年のブースは三脚は勿論のこと、レンズ・LEDライト・カメラケージなどなど幅広いアイテムの展示がありました。
数年前にAPS-C用のアナモルフィックレンズがヒットしたのは記憶に新しいですが、いつの間にやらフルサイズ用もT値2.9で35・50・75・100・135・150mmを網羅したVenusシリーズをはじめ様々なラインが勢ぞろいしておりました。
1本目のフルサイズ用アナモルフィックを出すぜ!というニュースを数年前にちらっと耳にしたのは覚えているのですが、驚異的なレンズ開発速度です。
今回のブースで通路側に展示されて目を引いたのは
APS-C用のAFレンズシリーズ「SNIPER」!
23,33,56mmを全てF1.2で揃え、さらにAF対応!と言う代物です。
今までも、シグマやトキナーなどが同じく3つの焦点距離でAPS-C用シリーズを展開しておりましたが、開放F値1.2が選択肢に入ってくるのはユーザーにとってはかなり嬉しいのではないでしょうか。
マウントはE,X,Zとのことで、特に純正でAPS-C専用レンズがまだまだ少ないニコンZユーザーは必見かもしれませんね。
また、今回はSIRUI JAPANと言う日本法人を立ち上げたとのことで、SIRUIの社長さんが直々にCP+にいらしており、お話を伺うことができました。
せっかくなので気になっていた「どうしてこの短期間でこれほどのレンズラインナップを開発できたのでしょうか?」と質問をさせていただいたところ、「社内に工学設計から製造まで行う大規模な部署を構えているから」とのことでした。
SIRUIと言えば三脚メーカーと言うイメージが頭の中に強くありましたが、想像以上にレンズ開発に力を入れているようです。
SniperシリーズのAF対応レンズもそうですが、Jupiterシリーズの28-85mm T3.2など、数年前までは中国メーカーには無かったAFレンズやズームレンズが次々と登場しており、レンズの常識がどんどん更新されているな~と言うのをヒシヒシと感じます。
さて、ここまでレンズの話をしてきましたが、もちろん、サポート機材の新製品もありました。
こちらが新製品の一脚、「SVM-145」です!
さっそく、使い方を実演してくださいました。
こちらの製品は新採用のRapid Systemを搭載の自立式一脚。
使用感はもう直接触ってもらうしか無い……とは思いますが、それを言ってしまうとおしまいなので頑張って言葉で表現すると、製品担当の方がおっしゃられた「Everything is ONE-TOUCH!!」に尽きます。
こちらはメイン部分の一脚と三脚、雲台、そして延長用のポールで構成されるのですが、全ての接続がパチンパチンと簡単に脱着可能で、実際に触った感触も気持ちよいものでした。
また、高さ調整の方式も工夫がされており、各パイプごとにロックを外すのではなく、一か所を回せばススッーと調節が出来ると言う仕様。
こういったタイプの伸縮方式は、実際やってみると思ったように伸び縮みしてくれないものがありますが、非常にスムーズでした。
下部にミニ三脚が付いた自立式一脚と言うもの自体は、そう珍しいものではありませんが、決定版ともなりえる造りの良い商品でした。
動画系のユーザーや航空機などの動体を追うようなユーザーには良い選択肢になるのではないでしょうか。
と言うことで幅広いアイテムが見られて楽しいブースでした!
その他のブースも情報発信していきますので引き続きよろしくお願いいたします。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました~。
おまけ
なにやら自由自在に曲がるLEDや……、
このセットカメラ以外、雲台・ベース、レンズ等々全部SIRUIですね。