こんにちは! レモン社渋谷店の渡邉です。
いつもの使用レビューのお時間がやってまいりました。
今回紹介するのは去年購入したもののあまり使用できていなかったカメラ「KONICA IIIA」でございます!
知る人ぞ知るこのカメラ……多くの方々がブログにて紹介している名機です。
今回もざっくり簡単に解説してから作例を載せていきますのでよろしければ見ていってくださいませ。
【KONICA IIIA】
発売日 | 1958年(昭和33年) |
使用フィルム | 135フィルム |
シャッター | 機械式 ダブルストローク B、1~1/500 |
レンズ | 固定 HEXANON 48mm/F2、50mm/F1.8 |
電池 | 不使用 |
コニカIIIの改良機で、露出計のない距離計連動式マニュアルカメラ。
レンズは48mm F2のものと50mm F1.8と2種類出ていたそうです(今回紹介するのは48mmの方)
フィルムの巻上げは、左手側のレバーを2回ストロークさせることでシャッターもチャージされます。
ファインダーには画角自動修正機能付採光式等倍ブライトフレームファインダーを装備しているとの事……。
早口言葉かな?
ですが、フォーカス繰り出しに連動してフレームがズレることでパララックスを補正してくれるのみならず、フレーム自体の大きさも変わることで画角も自動で補正してくれる仕組み。
明るくて視野率100%で見やすいうえに前述の凝った造りから「生きているファインダー」とまでよばれていたとか……。
それではカメラの説明もほどほどに作例の紹介をしていこうと思います。
【作例】
FUJIFILM X-TRA +KONICA IIIA 48mm/F2
ロケーション:レインボーブリッジ遊歩道
天候:曇り
ロケーション:渋谷 神山町辺り
天候:曇り
YASHICA RUBY 60s+KONICA IIIA 48mm/F2
粒子粗めでノスタルジックな写りをしており、普段使いと言うよりは気分転換に使ってみると楽しいのかもしれません。
個人的には1~2枚目の感じが好みなのでアリかなと……。
【使用感】
正直、1958年頃のカメラとは思えないくらい使い心地は良く感じました。
特にファインダーの見やすさは絶賛されるのも頷けるほど、一度あの綺麗なファインダーを覗いてしまうと撮影で使わない時でも覗きたくなってしまいます。
巻上げレバーのダブルストロークは使っていて不便に思うことは無く、連写したいとかでもなければ問題はないと思われます。
【注意点】
ストラップを付けた時、根本が巻上レバーの近くに来るためリングのサイズが大きかったりすると干渉することがあるので、小さめのリングを付けることをお勧めします(ちなみに私は三角の物を付けています)
絞りとシャッタースピードの設定は少し手間取りやすく、ガラッと設定が変わるシチュエーションだとシャッターチャンスを逃しやすいのでご注意を。
【まとめ】
独特なデザインと操作性があり、撮影している瞬間がとても楽しいカメラでした。
固定式の単焦点のため使えるシチュエーションは限られてきますが、私のようなスナップをメインに撮られてる方にはお勧めしたいカメラですね。
きっとお気に召していただけると思います。48mm/F2の方は比較的お値段も安い為、試しに使ってみてはいかがでしょうか?
それでは以上をもって締めさせていただきます。以上、最近レンズ違いのカメラを集め始めてしまった渡邉でした!