こんにちは~、京都店の亀田です。
先週の4月20日にシグマさんの新製品貸出し体験会をするという事でお邪魔してきました。
会場は京都駅から嵯峨野線で一駅の梅小路公園。
京都水族館とかがあるところですね。
せっかく京都でイベントをしてくださるという事なので、京都店としては見逃せないと思い、中村編集長と一緒に参加してみました。
会場が近づくにつれて、増えていくカメラを提げた人たち……。
そして圧倒的fp率……。
fpって各家庭に一台ありましたっけ?っていうくらい皆fp持ってる……。
と言ってると会場につきました。
会場に入る前にざっとスペックを見ておきましょう。
50mm F1.2 DG DNは35mmに続くシグマ2本目の解放F値1.2を誇るレンズです。
35mmは1.2と1.4で全長にして約3cm、重量では445gの差がありました。
今回の50mmは重量こそ1.4に比べると75g重くなっていますが、全長は0.7mm短くなっております。
なんで……?
解放F値を明るくし、絞り羽根枚数を11枚から13枚に増やし、構成枚数も増やしたのに。
しかも最短撮影距離も45cmから40cmになってる!?
じゃあ、写りはどうなってるの?
はてなマークで頭をいっぱいにしながら会場に入ります。
【新製品タッチ&トライ】
50mm F1.2だけではなくラインナップは一通り用意されており、先日のCP+を賑わせた15mm F1.4 DG DN DIAGNALや500mm F5.6 DG DNも人気でした。
さて、わたくし亀田も50mm F1.2を自分のfpに装着させていただきました。詳細なレビューは編集長中村が後日投稿予定だそうなので簡潔に。
新製品を試すときにいつも私が見ているポイントがいくつかあります。
一つは最短撮影距離付近での描写。
最短で解放F値で撮影すると色滲みが出やすいので軸上色収差がチェックできます。
(意地の悪いチェック方法ですが……。)
色滲みほぼ無。そしてF1.2とは思えない解像感。
続いて遠景の描写です。
流石に中央に比べると周辺は解像性能が落ちている気がしますが、このショット、何と解放F1.2です。
【セミナーも開催されてました】
滝曲 恵さんと山口 哲嗣さんのお二方が実際に、50mm F1.2を使用したうえでの特徴や魅力を作例とともにご紹介くださいました。
滝曲さんは、ご自身でアクセサリー作家もしながら、被写体の魅力を表現する達人で、山口さんは、お子さんとの暮らしや成長を気取らない目線で切り取る達人です。
実はお二人とも以前から亀田と面識がございまして、そのお二人が京都にいらっしゃるという事もあり、京都店を抜け出して取材をさせていただきました。
滝曲さんが使用している角形フードは、fpを中心にシグマ製品用のアクセサリーを製作されているTakumaさんの手によるもの。
やっぱり角形フードは無条件にかっこいいですねぇ。
上の写真は、答えのシーンですが3本のレンズのシルエットだけを見て「どれが50mm F1.2でしょう?」というなぞなぞです。
皆さん、「うーんフードの深さ的に……」とか「出題意図から察するに一番短いやつだよなぁ」などと唸っておりました。
冒頭でも触れたスペックが上がっているのに軽量で全長もほとんど変わらない謎の答えですが。
ガラスの一枚一枚を極限まで薄くして軽量化し、駆動系も新開発のデュアルHLAを採用し精密な動作を保ちつつも軽量化したとのことです。
お二人の50mm F1.2を使用した感想で共通しておっしゃっていた事としては、とにかく逆光に強いという点と40cmまで寄れるからマクロのように使えるという点です。
カフェなどで料理を撮ろうとしていると45cmが最短だと微妙に撮れないシーンが多いのでこれは確かに便利そうですね。
1.4と比べてほとんど全長が変わらず、重量も少し重い程度でかなり魅力的な製品ですね~。
編集長中村が1.4か1.2どちらを買うべきか悩んでいたので、セミナー後に山口さんと滝曲さんと3人で「予算が理由であきらめるなら何とかして買った方がいい!!」と言い続けてこの日は解散しました。
編集長の決断は後日投稿される詳細な使用レビューを待ちましょう!
それではこのあたりで。また次回のブログでお会いしましょう!
【おまけ】
会場には色んな小ネタが仕掛けられておりました。
※6月18日追記 50mm F1.2 DG DN | Artの製品レビューを編集長 中村が後日公開しています。併せてご覧ください。