こんにちは~。編集長 中村です。
いよいよ発表されましたねNikonの大型新製品・Z6III!!
今回もニコンプラザ大阪さんでタッチ&トライが開始されておりますので取材に行ってまいりました~!
新製品の「すごいところ」がしっかり体感できる展示となっておりましたので、その様子をお伝えしてまいります。
【進化ポイントを3つに分けて解説】
【部分積層型センサーにより快適な高速連続撮影が可能に!】
【高精細かつ色鮮やかな表示が可能になったEVF】
【自分好みにカスタマイズした色味で写真が撮れる新機能】
【ボリューム満点の体験型タッチ&トライでした!】
【進化ポイントを3つに分けて解説】
それでは順番に各ブースの様子を解説してまいりましょう!
【部分積層型センサーにより快適な高速連続撮影が可能に!】
Z6IIIは世界初となる有効2450万画素 部分積層型CMOSセンサーを搭載しており、画像エンジンもフラッグシップ機のZ 9と同じEXPEED7を採用しています。
これによってセンサーの読み出し速度はZ 6IIの約3.5倍となり、EXPEED7の高速処理と相まって高速連続撮影(拡張)では最大で約20コマ/秒の高速連写が可能になりました!
有効画素数も同じく2450万画素でEXPEED7搭載のZ fが高速連続撮影(拡張)で最大約14コマ/秒ですので、部分積層型のセンサーの効果は非常に大きいです。
Z 9・Z 8のReal-Live Viewfinderに「近い」EVF表示という言い方になっているので、さすがにフラッグシップモデルと完全に同じにはなっていないようですが……。
実際に覗いてみると、連写中でも非常に滑らかな画面表示が維持されるため、すばらしく快適な撮影ができます。
ブースにはZ6IIIとZ 6IIが両方展示されていますので、両方覗いて見るとその違いをモロに体感できると思いますよ~!
また、画像エンジンがEXPEED7になったことでAF合焦速度もZ 6IIよりも大幅にスピードアップしています。
公称では「Z 6IIよりも約20%速い」とのことですが、AFが合う速度は体感的にぜんぜん別物レベルですので、ぜひブースで両方使ってみて違いを体験していただければと。
コイツがこんなふうに宙返りするんですわ(※取材用に持参したZ 6IIで動画撮影)
このように一瞬で動作が終わってしまうような被写体だと「目視してからレリーズ」ではなかなかきっちり写真におさめるのは難しいですが……。
最大約120コマ/秒の超高速連写に加え、シャッター全押しから最大1秒前まで遡って記録できるプリキャプチャー機能も搭載したZ6IIIでしたら簡単に撮影できてしまいます!
これもまだ体験したことがない方はぜひとも一度試してみていただきたい機能です!!
【高精細かつ色鮮やかな表示が可能になったEVF】
まず、Z6IIIのファインダーはNikon Zシリーズ過去最高の約576万ドット。
Zシリーズは初代Z 6からフラッグシップモデルのZ 9に至るまでずっとファインダーを約369万ドットで揃えていました。
独自のファインダー光学系によって「ドット数は他社より少し控えめだけど見やすい」ことがZシリーズミラーレスの特徴でしたが……。
このZ6IIIよりついにドット数を増やす方向に舵を切りましたね!
また、ドット数を増やしただけでなく、Z6IIIのEVFはDCI-P3相当の広い色域に対応しています。
ちょっとだけ小難しい解説をしますと……。
このDCI-P3はアメリカの大手映画制作会社7社によって構成されるDigital Cinema Initiatives(DCI)が定めたデジタルシネマ規格です。
上の画像で色が付いている馬蹄型の部分が人間の視覚が認識できる色域ですが、一般的に利用されることの多い色空間・sRGBはそのごく一部しか再現できません。
一方、このDCI-P3はsRGBよりも広い色空間をカバーしています。
従来のsRGB規格準拠のEVFでは色が飽和して潰れてしまうような色(特に赤や緑)でも、DCI-P3に対応したZ6IIIのファインダーであれば鮮やかに表示することが可能!
より肉眼で見ている色に近い表示を見ながら撮影することができます。
タッチ&トライ会場では同じ画像をZ6IIIとZ 6IIのファインダーでそれぞれ覗いて見ることができる展示がありますが、それを見たら一発で違いが分かりますので。
Z6IIIのほうが圧倒的に色鮮やかに見えます。
本当ですよ!
これにより、従来であれば周囲が明るすぎて被写体が暗く潰れてしまうような状況でも、ディティールを損なうことなく被写体を捉えることができるようになりました。
ここでもZ6IIIとZ 6IIが両方置いてあって、その差を体感できるようになっています。
ぜひお試しを!
【自分好みにカスタマイズした色味で写真が撮れる新機能】
こちらのブースでは、Z6IIIから新たに追加されたカスタムした色味で写真や動画を撮影できる機能を体験できるようになっています。
この「イメージングレシピ」は様々なクリエイターの方々が作成したプリセットのようなものであり、これをカメラに取り込んでその設定で撮影することができます。
このイメージングレシピは、後日公開予定の新しいクラウドサービス・Nikon Imaging Cloudを通じて提供されるとのこと。
このフレキシブルカラーピクチャーコントロールで作成した色味を先ほどのNikon Imaging Cloudにアップロードすることも可能らしいですね。
自分のお気に入りの設定・色味を簡単にシェアできるのでめちゃくちゃ楽しそう!
これは非常に羨ましい機能ですね~。
【ボリューム満点の体験型タッチ&トライでした!】
これまでZ 8やZ fなどの新製品発表イベントを幾度も取材してまいりましたが、今回のタッチ&トライは特に新製品の良いところを体感できるような展示となっていたように思います!
前モデルのZ 6IIもあわせて展示してありますので、Z 9・Z 8同様に右手だけで撮影・画像再生ができるように変更されたボタンレイアウトの使い心地も比較できて良かったです。
ドット数が増えて対応色域も広くなったEVFの見え心地の良さはやはり皆さん感じたようですね!
また、Z 9・Z 8に肉薄するほどの強力な連写性能・AF性能もかなりインパクトがありました。
とにかく実際にZ6IIIを手に取っていろいろ見てみるとと驚きのスペックであることが体感していただけると思いますよ!
また、文字数がこれ以上膨らむともうマズいので今回は触れませんでしたが、ボディ内で収録できるRaw動画・N-Rawについても気になるところ……。
こちら、また機会を改めていろいろまとめて情報発信できればと思います。
また、恒例のプラザ点検パック無料券がもらえる新品購入特典申込書も配布されています。
この特典申込書を必要書類とともにプラザへ提出すれば点検が1回分無料になりますのでぜひご活用ください!
もちろんナニワグループオンラインほかナニワグループ各店店頭でZ6IIIご予約承っております。
すでにちらほらご予約入ってきていますので、タッチ&トライで「いいな!」と感じたらぜひぜひナニワグループでご注文いただけますと嬉しいです~!
なお、今回のタッチ&トライの詳細につきましては、こちらのニコンプラザ大阪イベント情報ページよりご確認いただけます。
記事執筆時点の6月20日にはイベント終了日時の記載がありませんでしたが、確認したところ7月31日(水)までタッチ&トライ実施しているそうです!
また、通常であればプラザは日曜定休日ですが、今週末の6月23日はタッチ&トライ開催に伴いショールーム・ギャラリーのみ臨時営業するとのこと。
前に来たことがある方でも、また違った発見があるのではないでしょうか?
量販店の売り場とかよりもゆっくりと試してみることができますので、ぜひニコンプラザ大阪に足を運んでみていただければと。
というわけで非常に長くなりましたが今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
Z6III以外にもいろいろとNikon製品の魅力を今後も発信していければと思いますので、また次回のブログもお楽しみに~!
【おまけ】
さらにNikonが誇る最高峰の保護フィルター・ARCREST IIをはじめとしたアクセサリー類もついてくる!!
すべて単品で購入する場合と比較して70,000円相当もお得なセットになっているとのことですのでこれは非常にアツいです。
ハイエンド機じゃなくても実用的なスペックのミラーレスが欲しい方にはおすすめできる商品だと思いますよ~。
ぜひご検討ください!!