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NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S 使用レビュー

こんにちは、鹿児島天文館店の吉冨です。

今回は、ニコンのミラーレスZマウント中望遠マクロレンズ「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」をご紹介します。


1.特徴

ピント合わせ IF(インターナルフォーカス)方式
手ブレ補正 手ブレ補正効果:4.5段
最短撮影距離 撮像面から0.29m
最大撮影倍率 1倍
寸法 約85mm(最大径)×140mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約630g

サイズ感は、よくある100mm付近のマクロレンズといった程良い大きさで、レンズを軸に構えることが出来る為、安定して撮影に挑むことができます。

重さは、約630gと比較的軽く、ニコンFマウントの「AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED」よりも130gも軽くなっており、長時間の撮影でも疲れにくいといったメリットがあります。

2.実写

設定〈ISO 100 SS1/60 F6.3〉

設定〈ISO 400 SS1/400 F3.2〉

最短撮影距離付近での撮影をした作例ですが、ピント合わせの際に鏡筒の長さが変わらないインナーフォーカス式なので、被写体にレンズの先端がぶつかる心配もなく、安心して撮影することができます。

設定〈ISO 160 SS1/40 F5.0〉

点光源を背景に少し絞り込んでF5.0で撮影をした作例です。

9枚羽根の円形絞りを採用しているので、木漏れ日や夜景など背景に点光源が入るシーンでも美しい丸ボケを楽しめます。

設定〈ISO 400 SS1/320 F2.8〉

設定〈ISO 400 SS1/1000 F4.0〉

高速・高精度なAF性能で昆虫や動物など動きのある被写体でも、カメラ任せで快適に撮影することができました。

マクロ撮影など至近距離で撮影する場合に、AF駆動の範囲を最短撮影距離の0.29mから0.5mの間に制限することができる、フォーカス制限機能も付いているのでマクロ撮影時に、より高速にピントを合わせやすくなります。

設定〈ISO 100 SS1/320 F7.1〉

設定〈ISO 100 SS1/250 F5.6〉

設定〈ISO 100 SS1/1000 F2.8〉

マクロ域に限らず通常撮影でも、贅沢なレンズ設計(後玉に大口径非球面レンズを採用、さらに3枚のEDレンズを採用)のおかげで、周辺部までシャープで抜けの良いクリアな描写で、中望遠を活かしたスナップ撮影をすることができました。

スナップ撮影時の手持ち撮影では、手振れ補正効果4.5段のおかげでシャッタースピードが遅くなってしまう日陰での撮影でもピタッと止まってブレを気にせず中望遠域の撮影を楽しむことができました。

3.作例

設定〈ISO 400 SS1/320 F3.0〉

設定〈ISO 400 SS1/500 F2.8〉

設定〈ISO 100 SS1/200 F3.0〉

設定〈ISO 400 SS1/1000 F3.0〉

設定〈ISO 100 SS1/200 F3.2〉

 

4.最後に

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、その程よい大きさと重さで扱いやすく、撮影時のバランスも良好です。

贅沢なレンズ設計によりシャープで美しい描写力を発揮し、AFも高速かつ正確で動体撮影にも十分対応します。

特にマクロ撮影では驚くほどの解像感があり、通常撮影でも自然なボケ味と高い汎用性を発揮するため、風景からポートレートまで幅広いシーンで活躍する一本です。

これ一本あれば、多様な撮影ニーズに応えてくれる、非常に完成度の高いレンズです。

1/14までのNikon Creators 応援 オータムキャンペーン2024の対象商品にも入っており、今なら10,000円キャッシュバックのチャンスでもあります。

ぜひご検討ください。




鹿児島天文館店 吉冨

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