こんにちは。渋谷店の渡邉です。
だいぶ肌寒くなってきた今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
私はといいますと「この時を待っていた!」とばかりに買うだけ買ってあまり使っていなかったカメラたちを漁っておりました。
一応動いてはいるけど今にも不動になりそうなコンデジがいくつか手元にありましたのでブログのネタにしていこうと思います。
いつも通り詳しい性能の説明は先人たちが残してくれているので、軽い紹介とお写真多めで行きます。
【今回 使用するカメラ】
横長のデザインが独特ですね。
発売日 | 2000 6/16 |
センサー | 1/1.8インチ 334万画素CCDセンサー |
レンズ | 7.3~21.9mm(換算 35~105mm相当) F2.6~3.4 |
ISO感度 | ISO150相当 感度200、400切替可能 |
シャッター | 8、4、2、1~1/1000秒 |
記録媒体 | 内蔵メモリ8MB スマートメディア(3.3V 2/4/8/16/32/64MB) |
使用バッテリー | リチャージブルバッテリー DB-20L |
バッテリー持続時間 | 50分程 |
サイズ | 幅135.4×奥行き74×高さ26.6mm |
重さ | 約270g |
静止画や動画だけでなくビジネスでも活用できる音声録音、紙書類などを撮影してデジタルデータにできる文字情報の記録まで出来てしまう恐ろしい子……(なんと1cm接写も可能)
発売から24年経った今でもそのスマートな外観と多彩な機能には惚れ惚れしますね。
今回のブログでは写真のみの紹介になりますが、いつか音声や映像も撮影して何かしらの形で紹介できればと思っております。
【作例】
【植物 マクロ撮影】
おまけ
漫画の一コマのようで面白い
【使用感】
あまりこのような薄型カメラを使うことが無かったのではじめは持ち方に慣れが必要でした。
モード切替のダイアルはファインダーのすぐ左にありズームレバーはダイアルを囲うような形で付いています。
「使い勝手が悪そう」と思いきや、ファインダーを覗く際カメラを挟むように持つので、ちょうど親指と人差し指が来る位置にレバーがあって意外と使いやすいです。
モニターは比較的可動する方で液晶を上にした状態でたたむことが出来るのですが、画面は上下反転しないので逆さまになってしまいます。ちょっと残念……。
カメラの起動時間は1~2秒ほどかかりますが2000年頃のカメラと思えばそこまでストレスに感じることは無いかと思われます。
シャッターチャンスを逃したくないからと電源を入れたままにすると1時間もせずにバッテリー切れを起こすのでご注意を……。
個人的にこのカメラの好きなところは1cmまで寄れるマクロモードで、花弁に乗った小さな水滴から花粉まで割と鮮明に写ります。
【注意点】
もしこのカメラを入手でき使ってみようと思ったら注意していただきたい点がいくつかあります。
1.バッテリー
とはいえ、ただでさえ電気の消耗が激しいカメラですので、古いバッテリーを使っていては20分ともたないかもしれません。
自己責任での使用にはなりますが、場合によってはサードパーティーのDB-20L互換品に交換して使用することもご検討ください。
2.記録メディア
現在、スマートメディアは家電量販店などでも取り扱われておらず、中古カメラ店でたまに販売されていますがなかなか見付けるのが困難です。
基本的に入手するのに若干手間がかかるのが悩ましいところです。
3.カードリーダー
私がGoogle検索で探した時も1種類しか見つかりませんでした。
ちなみにカードリーダーをライトニング変換してスマートホンにデータを移そうとしたのですが使用電力が大きく読み込めないと表示が出ました。
タブレット端末で試してみると問題なく読み取れました。
それなりに枚数撮りたいならスマートメディアを複数枚用意するか、タブレット端末にデータを移しながら撮るしかありません。
以上の点はどのオールドコンデジでも付きまとってくる問題ですので、使いたいカメラがあればバッテリー問題・記録メディアの種類・データの転送方法を調べてみてください。
【まとめ】
これが24年前に作られていたのかと驚かされるほど全体のクオリティが高く、当時10万円していたのも納得してしまいます。
私は植物の接写などが割と好きなので、1cmマクロが撮れる本機はかなり気に入っています。
しかしながら形あるものいずれは壊れる運命にあり、私のRDC-7も電池蓋や端子のカバーが千切れたり、しまいには時折電源が強制的に落ちる始末……。
そのうち起動すらしなくなる事でしょう。
皆様も使えるコンデジがありましたら昔を懐かしみ今一度使ってみてはいかがでしょうか?
それではこの辺りで締めさせていただきます。
以上、未だ使っていないカメラがゴロゴロ転がっていてそっと見なかったことにした渡邉でした。