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1万円で購入できるデジタル一眼レフ ニコンD50 【東大阪の猫撮影レビュー】

皆さま こんにちは ナニワグループ 猫写真担当 見崎です。

今年も残すところあと2カ月ですね。 皆さまは今年の目標は達成されましたでしょうか。

筆者の毎年決めている目標は、平日・土曜・休日を含めて、平均徒歩7,000歩をクリアすることでしたが、2024年は平均6,000歩をぎりぎり上回る程度で、今からの巻き返しが困難な状況になっております。

運転免許を取得して18年、関心のなかった自動車をはじめてを購入したことで、休日の猫撮影もほとんど歩く機会がなくなったことが原因であります。

健康のために、いつでもできるウオーキングは大切ですね。

さて、今回のブログは、オールドデジカメシリーズとしては、初めてのNikonデジタル一眼レフカメラ【D50】を選びました。

前回に引き続き、東大阪市の喫茶店「calm」様のご厚意のもと、 ブロク作例用の猫写真をご用意しました。

【デジタル一眼レフ黎明期を支えた入門機】

2005年6月に発売されたニコン D50は、同社のデジタル一眼レフとしては、はじめてのファミリーユーザーを意識した機種でした。

それまでは、ニコンD70(2004年3月発売)はハイアマチュア層には大人気でした。

しかし、デジタルコンパクトカメラユーザー(ファミリー層)からの買い替えには操作方法などでファミリーユーザーには扱いにくい印象から、キヤノン EOS Kiss DIGITALのほうを指名される傾向がありました。
ニコンD50のキャッチフレーズは【我が家のファーストデジタル一眼レフカメラ】で、写真の専門知識がなくても、簡単に判断ができ、簡単に操作切り替えができるよう、従来機種D70より改善されています。

また、ニコンD50の長所として、上位機種【D70s】と共通した高級感あるデザインを採用しています。
なお、ライバル機種の【EOS Kiss DIGITAL N】のデザインは、上位機種【EOS 20D】より小型軽量を一目で判別できるよう、外装表面処理・ ボディ素材・ファインダーに差別化を図っています。

【話題の色乗りCCDセンサーを採用】

「JPEGで良い色が出るレンズ交換型カメラは?」とカメラ好きに尋ねれば、「富士フイルム Xシリーズ」または「PENTAX・NikonなどのCCDセンサー デジタル一眼レフ」と
言われるくらい、オールドデジタル一眼レフがよく売れています。

CMOSセンサーと比べて、ISO高感度のノイズが出やすいと言われているCCDセンサー機種ですが、フィルムカメラと同じ感覚のISO感度設定【ISO100~ISO400】であれば、気にする必要はありません。
筆者は、高感度ノイズはあまり気にしないので、今回の猫撮影レビューではISO800もしくはISO1600で室内撮影をしています。

個人的には、CMOSセンサー機種では出てこない暖色寄りの発色がD50の魅力だと感じています。

色調については、皆さまそれぞれの好みですが、筆者の猫作例で何かホッとできる空気を体感していただければ幸いです。

【新旧様々な選択肢の多いオートフォーカスレンズ】

現行のFマウント交換レンズの大半は、レンズ内モーターでオートフォーカスを作動させる【AF-S】もしくは 【AF-P】に限定されます。

しかし、Nikon D50発売当初の主な交換レンズのラインアップは、【AIAF Dタイプ】と呼ばれるカメラボディ側のモーターでオートフォーカスを作動させるタイプが主流だったため、オートフォーカスレンズに大きな制約の少ない機種の1台でもあります。

交換レンズをとにかく安く揃えたい場合は【AIAF Dタイプ】 静寂なオートフォーカスを望む場合は【AF-S Gタイプ】から探すと良いでしょう。
なお、新型の交換レンズに採用が多い【AF-P Eタイプ】はNikon D50では使用できないのでご注意ください。

○中古価格の比較例 
AI AF Nikkor 50mm f/1.4D・・・ およそ15.000円~24.000円前後
AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G・・・およそ31.000円~35.000円前後
※いずれもコンディションは「レンズ内小ホコリあり・外観小スレあり」程度

【ストロボ同調速度は 最速1/500秒】

2000年代前半のニコン デジタル一眼レフカメラには、ストロボ同調速度が極めて速い機種が多くありました。

最速1/500秒同調を実現できた主な機種を紹介します。

●Nikon D1・・・同社初のプロフェッショナル用デジタル一眼レフカメラ
●Nikon D1H・・・従来機種D1に対して画素数はそのまま、高速連続撮影を強化
●Nikon D1X・・・従来機種D1に対して高解像度530万画素・色再現性を強化
●Nikon D70/D70s・・・高級機種D100に対して、メーカー希望小売価格を1/2まで値下げ、税抜150.000円を実現
●Nikon D50・・・D70に対して使いやすさとさらなる低価格を目指した機種
●Nikon D40・・・D50からさらに小型軽量化・AF-Sレンズ専用機種

最高級機種から入門機種まで1/500秒を実現しています。

現行機種のデジタル一眼レフカメラD7500で1/250秒、ミラーレスカメラZ50で1/200秒を考慮すると、とても速いことが判ります。
当時のニコンでデジタル一眼レフカメラは最高級機種も入門機種も同じセンサーサイズDXフォーマット(APS-C)を採用していました。

ストロボ同調が同じ1/500秒は、当時を知るNPS会員のプロカメラマンではサブ機に変えても同じ条件で撮影が楽々と進行できる点で評判は高かったと聞いています。

【記録メディアはSDメモリーカード 2GBまで】

2000年代前半のデジタルカメラは、低容量のSDメモリーカードカードしか使用することができず、現在入手しやすいSDHCカードやSDXCカードを使うことができません

SDHCカード(8GB~)は2006年に策定された規格ですが、2005年に発売されたNikon D50は、最大2GBまでのSDメモリーカード対応となっています。

16GBなどの大容量のSDHCカードを挿入すると、サブモニターに【CHR】の表示が出ますのでお気を付けください。
ちなみに、D50にSDメモリーカード2GBを挿入し、「600万画素 JPEG/FINE」に設定すれば、およそ550~600枚前後撮影できます。

【気になる中古相場は?】

19年前のファミリーユーザーをターゲットした黎明期デジタル一眼レフのため、中古カメラ店ではデジタルコンパクトカメラよりも安く入手できる場合があります。

外観スレキズ多い・ファインダー内ホコリが目立つランクであれば、税込み7.000円程度~ グリップの状態が良く、外観・ファインダー内も綺麗に清掃されたランクであれば、1万円台前半で探すことでできます。
従来機種Nikon D70・D70sと併せて、1万円前後で撮影実用品が購入できる貴重な機種とお考えください。

【最後に】


最近は、インターネットオークション等で簡単に入手できるオールドデジカメですが、購入者が気にする事柄に、「カメラの状態が把握できない」が挙げられます。

インターネットオークションの性格上、驚くような低価格で落札できる場合もありますが、大きな不具合を抱えているリスクも多くあります。

カメラのナニワ・レモン社・タカチホカメラで販売している中古品は、1点1点、各種動作・各種状態を点検のうえ、不具合箇所を明記のうえ、店頭に並べています。

また、店頭で実機を触りながらテストできるほか、購入後に動作不良があった場合は初期不良対応も承っております。

はじめてのオールドデジカメで迷っている方は、是非とも当店でご用命くださいませ。

◆モデルになってくれた猫さん◆
コナンくん リモくん ティーモくん

◆◆◆撮影協力:猫がいる喫茶店「calm」◆◆◆
住所:大阪府東大阪市長田東3丁目2−43
最寄り駅:近鉄/大阪メトロ長田駅 3番出口より徒歩3分
駐車場:なし ※近隣のコインパーキングをご利用ください。

※今回の猫撮影は特別に許可をいただいています。
猫カフェでありません
通常、猫は別部屋またはゲージ内にいます。

詳しい営業内容は「calm」公式ホームページにてお確かめください。

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