Nikon Z50II 発表!【ニコンプラザ大阪で実機タッチ&トライ】

こんにちは~。編集長 中村です。

11月7日にNikon Z50IIが発表されましたので、今回もニコンプラザ大阪さんにお招きいただきましてタッチ&トライに参加してきました!

待望のEXPEED 7搭載DXフォーマット(APS-C)機の登場ということで、ウキウキで実機を触ってきましたのでいろいろと情報をシェアできればと思います~。

【まずはスペックを簡単に解説】

それではまずZ50IIの簡単な概要から。

こちらは2019年に発売されたDXフォーマット(APS-C)のカメラ・Z 50の後継機として登場しましたが、イメージセンサーは据え置きで有効画素数 2088万画素となっています。

ただし、画像エンジンは最新のEXPEED 7に更新されており、上位機種のZ 9やZ6IIIと同じものが搭載されました!

フォーカスポイントこそ209点(シングルポイントAF時)と据え置きなものの、9種類の被写体検出AF3D-トラッキングによる粘り強いAF追随が可能となり、使いやすさが一気に向上しましたね。

また、状況に応じてAF挙動を切り替えるAF-Aモードの精度も向上しているとのこと。
連写コマ数自体はそこまで大きく変わっていないのですが、DXフォーマットのカメラとしては今回初めてハイスピードフレームキャプチャー+が搭載されました!

jpeg記録のみになりますが、C30(約30コマ/秒)C15(約15コマ/秒)が使用可能ですので、連写性能は大きくパワーアップしています。

また、ハイスピードフレームキャプチャー+使用時にレリーズの1秒前まで遡って記録できるプリキャプチャー機能にも対応!

被写体がアクションするのを半押ししてじっと待機していれば容易に「決定的瞬間」を捉えられる非常に強力な機能ですのでありがたいですね~。

ビューファインダーもZ 50の2倍明るい高輝度EVFとなりましたので、見えやすさもアップしていてフィールドでの撮影が非常に捗りそうです。

【操作性やボタンレイアウトも変更されました】

続いて細かいところの変更について。まず、ボタンレイアウトもだいぶ刷新されています。

これも上位機種のZ 9やZ6IIIなどとほぼ共通のボタン配置に変更されており、サブ機として使うユーザーさんにも配慮された設計となっています!

また、電源ボタンをONにしてからカメラが起動するまでわずか約0.5秒という高速起動を実現しており、こちらも上位機種に近づけた仕様になっているのがありがたいですね!

Z 9の起動時間が約0.4秒なので、サブ機としてZ50IIを使おうと思った時に「起動遅くて使ってられんわ!」ということはまずないでしょう。

ちなみに世間で「起動が早い!」と持て囃されているRicoh GR IIIですら起動約0.8秒ですので、いかにZ50IIの起動スピードが早いかがお分かりいただけるかと。
次に、新しくピクチャーコントール専用ボタンが設けられました!

ISOボタンの下というかモードダイヤルの横というか……結構目立つところに大きく押しやすい配置で着けられていますね。

このボタンからすぐさまピクチャーコントロール選択メニューを呼び出すことができます。
ピクチャーコントロール選択メニューも表示がシンプルになってだいぶ見やすくなりました。

また、Z6IIIと同時に登場したフレキシブルカラーピクチャーコントロールにZ50IIは対応しています!

Nikon純正の画像編集ソフト・NX Studioで作成した自分なりのカラーセッティングをピクチャーコントロールとして書き出して登録したり、クリエイターの提供するイメージングレシピを登録してそのまま使ったり、といろいろ楽しめる機能です。

ピクチャーコントロール専用ボタンで切り替えがしやすくなって、フレキシブルカラーピクチャーコントロールを使いやすくなったのは非常に良いですね~!

【バリアングル液晶採用・動画機能も強化!】

前モデルのZ 50はチルト式液晶方式となっていましたが、Z50IIはバリアングル式に変更となりました。

また、左肩にタリーランプが追加されたほか、最長記録時間が125分にまで延長されるなど、動画撮影機能も強化されています。

また、1920×1080(フルHD)24p・25p・30p限定ではありますが、画質劣化なしにズームして画角を変えられるハイレゾズームも搭載されました。

たとえば高倍率ズームレンズのNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRを付ければビデオカメラ的な運用も可能でしょうし、Z50IIの動画機能強化は幅広い層に恩恵があるかなと。
昨今の業界トレンドにもキャッチアップして、手前にものをかざすとAFがそちらに優先して反応する商品レビューモードも追加されました。

また、USBケーブルでPCに繋いだらアプリを経由せずともカメラを自動で接続することが可能となりましたので、WEB会議用などでも使いやすくなりましたね。
もちろん写真撮影がメインのユーザーにも配慮は欠かさず、今どきちょっと珍しい内蔵ストロボもZ 50から引き続いて搭載されています。

エントリーユーザーも見据えると、緊急用の照明として内蔵ストロボがついているのは地味にありがたいところですね。

【バッテリー・メディア・端子まわりについて】

続いてバッテリー・メディア関連のお話。

使用バッテリーはEN-EL25aです。1年ほど前に発売された新しいモデルのバッテリーですが、Z 50・Z fc・Z 30などと互換性があります。

記録メディアは、UHS-II規格のSDHC・SDXCメモリーカードに対応しました。

前モデルのZ 50ではUHS-II未対応でしたので、書き込みの早いカードを使えるのはシンプルに便利ですね。
次に端子まわりについて。

USB端子がMicro-BからType-Cになったのがまず大きな変更ポイントです。これはもう順当な変更ですね。

HDMI端子はType Dで小さいやつです。このZ50IIにわざわざ外部モニター等を付けて動画撮影する方もそんなに多くはないと思いますので、まぁこれも順当かなと。

マイク端子・ヘッドホン端子の両方が備わっているのは個人的に好印象です。

動画初心者が外部マイク等をつけてRECしようと思ったらやはりヘッドホンなどで音量をモニタリングしないとしんどいと思いますので……。

【幅広い層のニーズに応えるスペック!】

という感じで、幅広い層のユーザーに便利ないい感じのスペックにまとまっています!

ニコンダイレクトにて発表されている価格も、ボディのみ¥145,200・16-50レンズキットで¥166,100とそれなりにリーズナブルです。

「デジタルカメラはじめての1台」に良し・程よいスペックのミラーレスに乗り換えたい方にも良し・上位機種のサブ機にも良しで隙の無いカメラですね。

弊社でも11月12日(火)10:00より予約開始ですのでぜひご検討くださいませ!


※予約開始に伴い、11月12日に商品ページ追記しました。



ただし一つだけ、人によって気になるかもしれないのが重さです。前モデルのZ 50から本体重量が100gほど重くなって約550gとなっています。

わたしの感覚では全く許容範囲内かなと思いますが、このあたりは個々人によって感じ方が違いますので、ぜひともプラザで実機を触って判断していただければと。
なお、今回のニコンプラザさんでのタッチ&トライでは、Z50IIでクリエイターオリジナルの「イメージングレシピ」を用いた写真を試せるキャンペーンを実施しています!

イメージングレシピで撮った写真データを持ち帰ることができるうえに、ノベルティグッズのオリジナルポーチまでもらえちゃうというお得なイベントとなっていますよ~!

ニコンプラザさんでのZ50IIタッチ&トライについては、以下の公式サイトをご確認いただければと思います。


また、ただいまキャッシュバックキャンペーンも実施中となりますので、対象製品には分かりやすくキャッシュバック金額のラベルが貼られて展示されています。

今回のキャンペーンはZ fZ6IIIといった注目商品も対象となっておりますので、キャッシュバック利用をご検討中の方は実機を触りながら検討していただくのもいいと思います。
キャッシュバック金額の高い望遠単焦点レンズのほか、コスパの良い望遠ズーム・NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRも今回はキャッシュバック対象に入りました!

このあたりの望遠レンズ系はなかなか実機を触れる機会も少ないですが、購入ご検討されている方はプラザで好き放題触ったうえで判断されるのをおすすめしますよ~。
ちなみに、前回9月下旬にお邪魔したときの記事でも若干言及したRED監修のN-LOG用LUTですが、ニコンプラザ大阪さんでいよいよ展示スタートしたようです!

DaVinci Resolve Micro Color Panelまで用意してあるガチガチのガチ環境……。

LUTを試せるというだけでなく、カラーグレーディング環境(モニターやパネル等)についてもいろいろ相談できると思いますので、興味ある方はぜひ足を運んでみてください!

前回記事はこちら(Z6IIIのブログはいましばらくお待ちを……)

というわけで今回も駆け足気味にはなりましたが、ニコンプラザ大阪さんを取材させていただきました!

Z50IIの発売が楽しみすぎる~!!

発売予定日の12月13日を心待ちにしております。

それでは今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう~!

【おまけ】

今回の取材はZ fc & NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRで行いました。

帰り道の御堂筋イルミネーションをちょっと撮ってみました。

Z50IIがボディ内手ブレ補正を搭載していないことで使い勝手を心配する方をちらほら見かけますが……。

同じくボディ内手ブレ補正のないZ fcで、レンズ側のVR(手ブレ補正)のみでも1/2秒シャッターを切ってブレていないので、私見ですがまぁそんなに困らないんじゃないかと思います。

このあたり、実機お借りする機会があればテストしてみたいとこころです。