こんにちは。ブログ編集長 中村です。
「今のトレンドはコスパ志向!」と言われて久しいですが、カメラ機材沼にどっぷりつかっていると世間の感覚がすっかり抜け落ちてしまうなぁと思う今日この頃。
しかし、最近うちのブログでも「1万円台!」とかタイトルについたコスパ志向のブログが閲覧数伸びており、「ほんとに今の世の中ってコスパ重視なんだ……」と思うなど。
そこで今回は、世間のトレンドに乗っかって「比較的安いわりにトータルの性能が良い中古フルサイズミラーレスカメラ」をいくつかご紹介していこうと思います!
最近ではフルサイズミラーレスの新品価格高騰が顕著で、新品現行品ならボディのみで25万円前後であれば「安い」といった感覚ですが……。
そろそろフルサイズミラーレスカメラも世代交代が進んでおり、比較的お手頃に入手できる機種も増えてきているのでご参考にしていただければと。
【その① SONY α7 III】
2018年発売のカメラですが、おそらく今でも現役で使われている方は多いのではないでしょうか?
有効画素数約2420万画素と標準的な画素数、裏面照射型センサーを搭載しているので暗いところでISOを上げて撮影してもノイズが出にくい。
SONYお得意のAIによる被写体検出機能を活かした「リアルタイム瞳AF」を利用可能(さすがに速度・精度は最新世代に劣ります)、5軸5段のボディ内手ブレ補正も搭載!
高容量のNP-FZ100バッテリー使用でバッテリー持ちも良く、USB Type-C端子からモバイルバッテリーなどで給電も可能で長時間撮影しなければならない状況でも安心!
これだけ充実したスペックのカメラが、今ならなんと中古で15万円前後で購入することができます!(2025年1月現在)
6年前の機種と言ってもさすがはフルサイズ機、撮れる写真は諧調(明るいところから暗いところまでのグラデーション)が細やかでまだまだ現役で通用するクオリティです。
さすがに最新世代のカメラのように「カメラがいろいろな被写体を勝手に認識してピントを合わせてくれる」ということはありませんが……。
少なくともAFが不自然な動作を起こしてしまうこともなくストレスのない撮影ができるのも良いところ。
また、SONY Eマウントはサードパーティレンズの選択肢も多く、純正に勝るとも劣らない優秀なレンズがお手頃価格で手に入るのもGoodです。
ボディは少し安めのα7 IIIにしておいて、レンズ側に予算を多く使うという選択肢も良いと思いますので、そのあたりの柔軟性があるところもおすすめしやすいですね。
こんな感じで価格と性能のバランスが良く、レンズの選択肢も多いため、α7 IIIは他の中古カメラ専門店でも非常に人気の高い機種となっています。
ちなみに前モデルのα7IIもかなりお手頃価格で流通しておりますが、AF性能やバッテリー持ちなどを考えるとα7IIIのほうが安定感はありますね。
「画質」ではα7IIもα7IIIもそこまで大きな差はないと感じますが、機能性・使いやすさというところではさすがにα7IIIのほうが洗練されています。
α7IIとα7IIIでは中古の差額5万円前後とそこそこ大きいですが、両機とも弊社に中古在庫多数ございますので、実機を触って感触を確かめてからご購入されるのが良いかと。
ナニワグループオンライン・各店店頭で在庫多数ございますのでぜひご検討ください!
【その② Nikon Z 5】
2020年発売のカメラですが、弊社社内でも現役で使っているスタッフが多い人気機種ですね。
有効画素数は2432万画素、5軸5段のボディ内手ブレ補正付き。
こちらもUSB給電に対応しているため、バッテリーライフに不安もありません。
ビューファインダーは倍率0.8倍・369万ドットで上位機種 Z 6と同等になっており、防塵防滴にも配慮したボディ設計となっています。
Nikon Zシリーズフルサイズ機としては一番安い機種であるものの、ファインダーや本体の造りに妥協がなくNikonらしい堅実なカメラですね!
過去に弊社スタッフが書いたZ5の詳細な使用レビューがこちら。
ファインダーの見え心地が良く、AFも十分実用的な速度・精度のようなのでこちらも安心して使えます。
また、マウントアダプターでオールドレンズを付けて撮影する「母艦」としてZ 5を使っている方も多いです。
ただしセンサーは裏面照射型ではないので、レンジファインダーカメラ用広角レンズのように後玉の飛び出たレンズを装着して撮影すると周辺部画質が劣化する可能性があります。ご注意を。
また、写真の色味や雰囲気を調整できるピクチャーコントロールの種類が非常に多いため、カメラ内の設定だけでいろいろと好きなように写真の仕上がりをいじれるのも面白いところですね。
こちらも価格相応の満足感があるカメラとなっておりますのでぜひおすすめです!
【その③ Canon EOS RP】
3機種目はCanon EOS RPです!
こちらの機種のウリは何と言っても中古価格の安さ。
なんとフルサイズ機なのに9万円前後で購入できてしまうという破格の中古相場となっています……!
ただし、ボディ内手ブレ補正は入っておりません。
ですが、手振れ補正ユニットが入っていないゆえにボディが非常に軽量化されており、約485gとフルサイズミラーレスでも屈指の軽さが魅力です。
有効画素数も約2620万画素あるので画質に問題なし。
AFのアルゴリズムは多少古いですが、速度・精度はそれなりに実用的な範囲内におさまっています。
Canon RFマウントのレンズにはIS(レンズ内手ブレ補正)が入っているものが多いため、ボディ内手ブレ補正が入っていないのをそちらで補うこともできます。
特に手ブレが発生しやすいマクロ撮影や望遠撮影時には恩恵が大きいと思いますので、撮影用途によっては「IS」機能の付いたレンズをご使用いただくのが良いかと。
RFマウントレンズにはサードパーティーレンズが非常に少ないですが、最近では純正レンズも比較的お手頃のものも増えており、だいぶ手が出しやすくなっています。
とにかく初期投資を抑えたい方には有力な候補になると思いますよ~!
【最後に】
というわけで、今回は3機種のミラーレスカメラをご紹介してまいりました。
今回ご紹介した機種はあくまで一部ですが、画質良し・機能性そこそこでまだまだ現役で使える中古機種もいろいろありますので、ぜひ一度ご検討いただければと思います。
今回こちらの記事を見て中古フルサイズミラーレスカメラが欲しくなった方は、ぜひ一度ナニワグループ店頭にお越しください!
予算や用途、在庫品の状況やコンディションを踏まえて最適なご案内をさせていただきますので、どうぞお気軽にご利用くださいませ。
【おまけ】
このレンズも中古で10万円前後ですのでハイクラス単焦点レンズにしては比較的お手頃なやつですのでおすすめ。ぜひご検討ください。