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新社会人・Z世代へ気持ちが伝わる贈り物 オリンパス ペン E-PL8 【枚方の猫 撮影レビュー】

皆さま こんにちは ナニワグループ 猫写真担当 見崎です。

2025年も猫写真を通じて、皆さまのカメラライフにお役に立てる情報をお伝えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

さて、昨年の日本経済新聞の記事で見かけた【デジカメ普及率、19年ぶり5割切る】という衝撃的な見出しが筆者の頭にずっと残っています。

高性能カメラ・レンズを搭載したスマートフォン・iPhoneの普及から、当然の現状ですが、運動会や卒業式・入学式など人生に残る場面でもスマートフォンが選ばれています。

写真を毎日当たり前のように楽しむことを体感しているZ世代(1997-2012年前後に生まれた世代)のなかには、カメラを通じて表現を楽しみたい方も多くいます。

しかし、デジタルカメラが家庭にないことが当たり前の時代のいま、はじめての機種として価格面と性能面のバランスを配慮して、筆者からミラーレスカメラ1機種をご紹介します。

今回は、枚方市の猫喫茶「ネコブ」様にお邪魔させていただき、 ブログ作例用の猫写真をご用意しました。

最後までどうぞお付き合いくださいませ。

【オリンパス ペンとは】

今回、ご紹介するデジタルカメラは、【OLYMPUS PEN E-PL8】というミラーレスカメラ(ミラーレス一眼)です。

カメラに精通していない方でも、ハーフカメラの【オリンパス ペン】シリーズの名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?。

オリンパス ペンは、1959年にフィルムカメラのブランドとして登場しました。

当時、カメラを所有していたのは男性が9割以上で、女性が扱いやすい大きさ・重さの写真機はほとんどありませんでした

初代オリンパス ペンは定価6000円にもかかわらず、高画質で若い女性にも受け入れやすい丸味のあるデザインで、20年以上継続したシリーズでした。
1度は消えたペンシリーズでしたが、2009年にオリンパス初のミラーレスカメラとして【オリンパス ペン E-P1】が登場、翌年に入門者向け【OLYMPUS PEN Lite E-PL1】も登場しました。

外装カバーをプラスチックへ変更、シャッターの最高速度を落とすなどのスペックを変えることで、はじめてのミラーレスカメラとして、さらに購入しやすい価格帯となっています。

今回、ご紹介する【E-PL8】は ペンライトシリーズとして第8世代の製品に該当します。

2016年発売ですが、2019年発売のペンライトシリーズ最新機種【E-PL10】と基本性能はほぼ同一で完成度の高い製品の1つにあげられます。

なお、メーカー公式サイトでは、フィルムカメラは「オリンパス ペン」 デジタルカメラは「OLYMPUS PEN」と使い分けています。

【OLYMPUS PENシリーズはレンズが交換できます】

「OLYMPUS PEN」シリーズは、レンズ交換式デジタルカメラです。

マイクロフォーサーズ」規格のレンズに対応しており、オリンパス(現在の社名はOMデジタルソリューションズ)以外のマイクロフォーサーズレンズも使用可能です。

マイクロフォーサーズ規格は2008年に発表されたものですので、交換レンズのラインナップはすでに十分出そろっており、オリンパスだけでも数十種類以上の交換レンズがラインアップされています。

ともにマイクロフォーサーズを立ち上げたパナソニックのほか、マイクロフォーサーズ規格を採用する企業は50社以上にものぼり、総じて交換レンズの選択肢が多いのが魅力です。
同じ被写体を撮影する場合でも、対角画角(写る範囲)の異なるレンズを使用すれば、スマートフォンのカメラでは再現できなかった被写体の切り取り方が楽しめます。

また、大口径レンズ(開放F値が小さくて背景ボケを作りやすい)も比較的安価に入手可能なため、より「カメラで撮った」感じが強い写真を楽しむことができます。

【スマートフォンとのセンサー面積比は約7.7倍】

一般的なスマートフォンのイメージセンサー(撮像素子)サイズは「1/2.3型」であると言われ、約6.2mm X 4.7mm=面積29.14㎟

OLYMPUS PENシリーズのイメージセンサー(撮像素子)のサイズは「4/3型」で約17.3mm X 13mm=面積224.9㎟

面積比でおよそ7.7倍も大きいので、たくさんの光を取り込める分、感度(ISO)を高い値にしても、自然な色合いと立体的な描写を味わうことができます。
筆者は毎日、スマートフォンでもミラーレスカメラでも愛猫を撮影していますが、2LサイズやA4サイズでプリントしたくなる猫作品は、ミラーレスカメラの方が圧倒的です。

【レンズを選ばないボディ内手振れ補正】

現在のレンズ交換型カメラでは必須スペックとして挙げられる「手振れ補正機能」。

手振れ補正機能は、「レンズ内手振れ補正」と「ボディ内手振れ補正」の2種類の方法に分類することができます。

「レンズ内手振れ補正」は、交換レンズ側に手振れを打ち消す補正レンズが装填されているため、光学ファインダーで構図を決めるデジタル一眼レフでも、手振れ補正効果を確認しながらシャッターを切ることができます。

OLYMPUS PEN E-PL8が採用している方式は「ボディ内手振れ補正(撮像素子シフト方式))です。

カメラ本体側に手振れ補正機能を装填しているため、従来のオールドレンズなど、OLYMPUS PEN E-PL8に装着できる交換レンズであれば、どのような交換レンズでも手振れ補正機能を活かした撮影が可能です。

また、手ぶれ補正機構をレンズに内蔵した方式と比べ、レンズに手ブレ補正に必要な光学系や機構が加わらないためコンパクトに設計されたマイクロフォーサーズ用レンズを使用できることもボディ内蔵方式の特長でもあります。

今回の猫撮影レビューでは日没後の時間帯も利用しましたが、薄暗いところで寝ている猫も手振れすることなく収めることもできました。

経験上、大きい一眼レフを好まない(警戒する)猫たちも少なからずいますので、目立たず小回りの利くオリンパス ペンシリーズは撮影に集中できます。

【InstagramなどのSNS映えする「アートフィルター」】

カメラメーカー各社では名称はことなりますが、写真にエフェクトをかけるモードを搭載しています。

オリンパスでは「アートフィルター」と呼ばれていますが、2008年登場のデジタル一眼レフ「E-30」以降、オリンパスのミラーレスカメラでも搭載されています。

E-30登場当時、InstagramなどのSNSはなかったので、アートフィルターを使った作品はほとんど見かけることがありませんでした。

しかし、気軽に写真を見せることができる場がある現在では、カメラ内の加工のみで表現豊かな作品が作り出せるOLYMPUS PENシリーズのアートフィルターは非常に重宝します。
筆者のお気に入りのアートフィルターは「ラフモノクローム」です。

生時代に高感度モノクロフィルムで撮影した雰囲気を思い出すので、レトロ調な猫喫茶ではよく愛用しています。

【気になる中古相場は?】

動作良好・スレキズ少々・付属品付のクラスで、ボディ単体であれば、およそ3万円台~購入することができます。

中古市場でよく見かける「E-PL8 標準ズームレンズキット」であれば、5万円前後~購入できます。

また、今回の猫撮影レビューでは、背景を大きくぼかせることができ、シャッタースピードを速めに設定できる単焦点レンズ2種類を使用しました。

1本目は、中望遠レンズと呼ばれる「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
焦点距離90mm相当でありながら、重さはわずか116gと初心者からハイアマチュアで人気の高いレンズです。

スレキズ少々・レンズ内埃少々ありクラスであれば、1万台後半~購入できます。

2本目は標準レンズと呼ばれる「LUMIX LUMIX G 25/1.7 ASPH.
焦点距離50mm相当で、人間が意識して見ている視界に最も近い画角のレンズと呼ばれています。

マイクロフォーサーズ用の標準レンズのなかでは、高画質で明るさf1.7のスペックと価格のバランスが良いと人気があります。

スレキズ少々・レンズ内埃少々ありクラスであれば、こちらも1万台後半~購入できます

【最後に】

最近は、インターネットオークション等で簡単に入手できるオールドデジカメですが、購入者が気にする事柄に、「カメラの状態が把握できない」が挙げられます。

インターネットオークションの性格上、驚くような低価格で落札できる場合もありますが、大きな不具合を抱えているリスクも多くあります。

カメラのナニワ・レモン社・タカチホカメラで販売している中古品は、1点1点、各種動作・各種状態を点検のうえ、不具合箇所を明記のうえ、店頭に並べています。

また、店頭で実機を触りながらテストできるほか、購入後に動作不良があった場合は初期不良対応も承っております。

はじめてのオールドデジカメで迷っている方は、是非とも当店でご用命くださいませ。

◆モデルになってくれた猫さん◆
タイくん うにちゃん まるちゃん ももちゃん チョコさん はなちゃん ここちゃん タイガーくん

◆◆◆撮影場所:猫喫茶「ネコブ」◆◆◆
大阪府枚方市甲斐田町5-25
JR長尾駅から京阪バス枚方市駅行き乗車 
須山町下車徒歩1分
※ご利用方法は、猫喫茶「ネコブ」公式WEBサイトをお確かめください

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