こんにちは~。編集長の中村でございます。
2025年1月、弊社上層部よりわたくし中村に特別任務が課せられました。
「ナニワの写真教室をもっと紹介して欲しい」
弊社のことをカメラ・写真機材の専門店として認知してくださっている方はそれなりに多いと思いますが、写真教室も主催しているということを皆さんご存じでしょうか?
「風景写真」「スナップ写真」「写真表現」「エンジョイフォト」等のテーマで定期開催されているフォトアカデミーのほか、テーマ別レギュラーセミナーや単発の撮影ツアーなどを年間約120回のスパンで開催しております。
そんな弊社写真教室の実像をお伝えすべく、わたくし中村が実際に受講して講座を受けてきた感想をレポートとして共有したいと思います!
どうぞお付き合いください~。
【椎﨑義之 先生の講座を受講してきました】
というわけで、1月開始のセミナー「椎﨑義之のテーマ別写真の楽しみ方講座~色の表現について~」にお邪魔いたしました!
講師の椎﨑義之さんはキヤノンEOS学園でも講師を務められている実績の確かな先生で、今回は「色」をテーマにした講座となっています。
初回講座は、事前に撮影した写真を3~5枚提出し、各人が提出した写真を椎﨑先生に講評いただきながら進めるスタイルです。座学講習は無し。
講評と言っても、もちろん厳しい指摘などはありません。
長年にわたって様々な写真教室で教鞭をとられてきただけあって、丁寧に1枚1枚の写真の良いところと「ここはこうしたほうがより良くなるよね」というご指摘をいただけます。
画像編集ソフトで色調整を加えた前後を比較して見せていただいたり、視覚的・直感的に分かるよう解説してくださるのがありがたいですね。
講座の中で実演してみせてくださるのは「こうしたほうがいいよ」というものだけでなく、「こういう編集をするとこんな風になっちゃうよ」というものも。
たとえばこちらの桜の写真、もともと受講者さんが提出された写真はいたってニュートラルな色味だったのですが……。
桜の色を強調するのにピンク(マゼンタ)に色を偏らせてみる実演を見せていただきましたが、そうすると「無理やり色をのせている」感が出てしまう。
被写体の元々の色や光の当たり方による色の変化、編集時にどういう加工を施すとどんな見え方になるのか。
複雑な「色の法則」を、実例とともに分かりやすく解説していただけるのがとても勉強になりましたね!
一通り講評が終わった後、3週間後の撮影講習に向けての事前解説もいただきます。
当たり前ではありますが、ホワイトバランスやピクチャースタイル(Canonの場合)によっても写真がどんな色に写るかはガラッと変わります。
椎﨑先生が事前に撮影してきていただいた写真を見ながらそのあたりの基礎的な部分を改めてご説明いただき、実習での撮影時に意識するようにとアドバイスいただきました。
これを踏まえ、撮影講習にも行ってきましたのでその様子を続いてレポートしていきます!
【撮影実習にも同行してきました!】
撮影実習は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの玄関口であるユニバーサル・シティウォーク大阪にて行われました。
カラフルな建物が並ぶため、いろいろな「色」を撮って違いを確かめていくのにはうってつけのスポットですね!
まずは椎﨑先生より「色の仕上げ(ピクチャースタイル等)を変えて同じカットを撮ってみて比較してみましょう」とのご指示をいただきました。
以下、それぞれ設定を変えて撮影してみた例です。
↑フィルムシミュレーション・Velvia / ビビットで撮影
↑フィルムシミュレーション・PROVIA / スタンダードで撮影
ブラケットでフィルムシミュレーションを変えて撮った写真2枚です。
並べてみると、1枚目のVelviaで撮ったほうが彩度・コントラストともに高くてパンチの効いた感じになっていますね。
西日の時間帯に順光で撮影していますが、若干暖色っぽい日の光で撮影しているためPROVIAのほうは青色がかなり鈍くなっています。
↑フィルムシミュレーション・Velvia / ビビットで撮影
↑フィルムシミュレーション・PROVIA / スタンダードで撮影
別のカットでも比較。
画面右側の白っぽい壁面を見ていただくと、Velviaのほうは全体的に彩度が高いので西日の暖色が強めに出ているのが分かりますね。
一方でPROVIAのほうはシャドウが潰れずにしっかり見えており、Velviaよりは明暗の諧調が味わえるようになっています。
基本的に受講生の皆様は自由行動で思い思いに撮影されていましたが、椎﨑先生のほうで適宜サポートのお声がけをしてくださっていました。
撮影した写真をその場で見せながら解説していただいたりと手厚いケアがありましたので、カメラ操作に慣れていない初心者の方でも安心できますね。
また、写真教室の専任スタッフも実習には同行しており、カメラの操作方法や撮影に関してサポートさせていただいておりました。
受講人数がそこまで多くないぶん、一人一人マンツーマンに近いかたちでしっかりとフォローする体制になっているのは安心感があります。
↑ホワイトバランス 寒色で撮影
↑ホワイトバランス暖色で撮影
続いて、ホワイトバランスによる色の変化を見るために、ホワイトバランスだけ変えて写真を撮り比べるようにと指示がありました。
上に掲載した写真もブラケットでホワイトバランスを寒色寄り・暖色寄りで撮影したものです(ブラケットで色温度の指定ができなかったので2枚ともケルビンいくつかは不明)
ホワイトバランスが違うだけの同じ写真なのですが、違う時間帯に撮影した写真なのかと思うほど印象が違いますね!
↑ホワイトバランス 寒色で撮影
↑ホワイトバランス暖色で撮影
違うカットでも比較。
シャドウに寒色がのると暗さが際立ちますので、1枚目のほうが夕暮れの薄暗さを感じる色合いになっていますね。
一方、暖色に寄せた2枚目は少しコントラストが低くて優しい雰囲気に見えます。
理屈では理解していたとしても、改めてこういう形で差を見てみるとちょっと驚きますね~!
という感じで日没直後まで撮影実習を行い、解散となりました。
わたくしは1回目の講座と撮影実習のみ受講でしたが、今回の実習で撮影した写真を次回以降の講座で椎﨑先生に見ていただけるとのこと。
【初心者にも優しく充実した講習でした】
今回講座に参加してみて、個別での講評あり・撮影実習で現地での撮影指導もありとなかなか充実した内容となっていました!
講師の椎﨑先生も穏やかなお人柄で指導も的確だと感じましたので、「写真教室って怖いかも……」という方でも安心して受講できますね。
ノスタルジックネガで撮るとあまりにもアメリカすぎる。 pic.twitter.com/pVRmgVe7TL
— ナニワグループ (@gnaniwa) January 31, 2025
ちなみにX(Twitter)に載せた写真もこの撮影実習の時に撮ったものです。とても綺麗な夕焼けでした。
この夕焼けを撮れたのも、「この季節にこの時間帯ならこういう光線状況で写真が撮れる」ということをしっかり把握してのロケーション選択があったからこそ。
ユニバーサル・シティウォーク大阪はカラフルな建物も多く、講座テーマである「色」をどう写すかという題目にもとても適したスポットでした。
きっちり講座の内容に適した実習会場を選べるのは、講師として確かな経験のある椎﨑先生の実力はもちろんですが……。
関西ローカル企業を母体として、地域密着で運営を続けてきた弊社写真教室の”強み”なのかなと思います(手前味噌で恐縮ですが)
なお、こちらのフォトセミナー「椎﨑義之のテーマ別写真の楽しみ方講座 ~色の表現について~」の受講料は全5回で18,000円(税込)となっております。
経歴の確かな講師の先生がしっかりついてサポートしてくれる教室でこの価格というのはなかなかお手頃なんじゃないでしょうか?(これも手前味噌ですみません)
詳細は以下の通りです。
※途中からの受講も可能ですが受講料は全額かかります。ご了承ください。
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以下、一部ですがご紹介いたしますと……。
・中西敏貴 先生
・山本学 先生
・杉浦正和 先生
・川村高弘 先生
・江口愼一 先生
著名な写真家の先生のほか、さまざまなところで講師を務めている経験豊かな先生方も多数いらっしゃいます!
ちなみに山本学 先生には、YouTube動画にて紅葉撮影の解説をしていただいたこともありますね。
現在はセミナー・フォトアカデミーともに、1月から開始となった講座が実施されていますが、また新期の講習がスタートしたら随時情報発信いたしますよ~。
ちなみに、「風景写真」「スナップ写真」「写真表現」「エンジョイフォト」などのテーマで定期開催されているフォトアカデミーのほうは、途中からの受講の場合はわずかに講座料金の割引がございます。
応募人数にまだ余裕がある講座はこれから参加されることも可能ですので、どうぞご検討ください!
それではこれからも弊社サービスの”強み”を情報発信していければと思います。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました!
また次回のブログでお会いしましょう~!!