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Z 35mm f/1.2 S と Z 28-135mm f/4 PZを見てきました!【ニコンプラザ大阪】

こんにちは~。編集長 中村です。

CP+2025がいよいよ来週末に控えておりますが、それにむけて続々と新製品が発表されていますね!

Nikonさんも2月5日・2月13日に新製品を発表されていますが、いつも通りプラザ取材のご依頼がありましたので今回もお邪魔してきました。

CP+前の予習として新製品の情報をお届けしてまいりたいと思います~!

【注目の大口径レンズ・NIKKOR Z 35mm f/1.2 S】

ニコンプラザ大阪の入り口をくぐりますと、2月5日に発表されたNIKKOR Z 35mm f/1.2 Sが発売前先行展示されていました。

以前よりZレンズロードマップに「35mm S-Line」の記載はあったもののなかなか姿を現さず、ロードマップの最後を埋める1本としてようやく登場した代物です!
同じくF1.2シリーズのNIKKOR Z 50mm f/1.2 S・NIKKOR Z 85mm f/1.2 Sと共に並べられていましたが……。

で……でかい……!!
手で持ってみるとこんな感じ。重みがズッシリきます。

質量約1060gと極めて重く、さすがF1.2の大口径レンズと言ったところですね……!

EDレンズ3枚・ED非球面レンズ1枚・非球面レンズ3枚を使用した15群17枚のレンズ構成となっており、「そりゃこんだけ重くなるよね……」というところ。

コーティングもナノクリスタルコート・アルネオコート・メソアモルファスコート全部入りなので、「画質最優先で持てる技術を全部投入しました」という感じです。

作例データ持って帰っておらず恐縮ですが、実写したところ画質は本当に文句なしのレンズです。

ピント面の鋭い切れ味はもちろんのこと、そこからなだらかに繋がっていく後ボケの美しさは本当にすごい……。
ちなみにですが、NIKKOR Z 35mm f/1.2 SはNIKKOR Z 50mm f/1.2 S・NIKKOR Z 85mm f/1.2 Sと同じくフィルター径82mmとなっています。

プラザにはARCREST II PROTECTION FILTER(Gold Edition)が85mm f/1.2に装着された状態で展示されていましたが、めちゃかっこよかったです!
フィルターの外箱も金色で高級感がすごい!!

f/1.2シリーズのような前玉が大きくて重量もあるレンズだとやはり保護フィルターはないと不安なところですが……。

このARCREST II Gold Editionのように装飾性の高いアイテムだと、付けていて所有感も高まりますので良いですね~!

後述しますが、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S・NIKKOR Z 85mm f/1.2 Sは現在実施中のキャンペーンで2万円分のキャッシュバックがあります。

ARCREST II Gold Edition 82mm用が19,800円ですので、50mm f/1.2・85mm f/1.2を今買ったらなんと実質無料で手に入ってしまうチャンスでもありますよ~!!

【ワンオペ動画撮影の心強い味方・NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ】

続いてもう一つの目玉新製品も発売前先行展示されていたのでご紹介いたしましょう。NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZです!

広角28mmから望遠135mmまでカバーし、ズーム全域で開放f/4を実現。

様々なアングルをカバーしつつも、ワンオペでの様々なカメラワーク補助を念頭に置いて電動ズーム方式を採用した、まさにプロフェッショナルな映像制作のためのレンズです!
ちなみにさっきのARCRESTは後付けの保護フィルターでしたが、なんとこちらのNIKKOR Z 28-135mm f/4 PZはマウント根元にゴールドのリングが塗装されています

Z9の発売以来、動画分野に力を入れているNikonさんからすると、このレンズには相当気合をいれましたよということなのでしょう。
運用もZ 9と組み合わせた時のことをしっかり想定しており、三脚座の底面がぴったりZ 9の底面と高さが揃うようにと設計されています!

動画機材をいろいろ組み合わせていると「こことここの高さがちょっと合わない!!!」というイライラ案件がよくあるのですが……。

製品開発の過程でしっかりユーザーのニーズを聞いて反映してくれたのだろうなと非常に好印象です!
次の“気が利くポイント”は、専用の角形フィルター・HB-116には窓が開いていて可変NDフィルター等の操作がしやすいこと。

これはもう本当に必須ポイントだと思いますのでめちゃありがたいです!

また、レンズ先端部はマットボックス(主に映像制作で使うフード兼フィルターホルダーみたいなやつ)の装着にも配慮した構造となっているとのこと。
また、ここも細かいポイントですが、鏡筒に設けられたフォーカスリング・ズームリング・コントロールリングなどはそれぞれ異なるローレット形状となっています。

動画撮影中はいちいち機材を見ながら操作をすることができませんので、指先の感触で各機能部を判別できるようにと工夫されているとのこと!

至る所に配慮がちりばめられている……!!

なお、フォーカスリング・ズームリングはそれぞれフォローフォーカス(フォーカシングやズーミングを精密にコントロールするためのアクセサリー)の装着にも対応しています。

プラザの展示ではTILTAのNucleus-M電動フォローフォーカスが取り付けられていました。
という感じでいろいろと細かいGoodポイントがたくさんあるレンズですが、何よりも大きいのはリモートグリップ MC-N10がフル活用できるところ。

MC-N10でボタン一つ操作しただけで電動ズームを操作できるのはあまりにも便利すぎる~!
しかも! なんと!!

このNIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ、画質劣化なしのデジタルズーム機能・ハイレゾズームと連携して使用することも可能となっています!

Z 9・Z 8の場合ならば4Kでの撮影時はハイレゾズームで最大2倍まで拡大できますので、焦点距離270mm相当の画角で撮影することができてしまうという……!!
なお、光学ズームとハイレゾズームの連携には2つの方法が用意されています。

1つ目はエクステンド式で、これは光学ズームで限界までズーミングした後にハイレゾズームに切り替わる方式。

2つ目はシンクロ式で、光学ズームとハイレゾズームを併用しながら切れ目なくズームできる方式。

参考までに比較動画を撮ったのでこんな感じ。



エクステンド式は光学ズームとハイレゾズームの切り替えタイミングにちょっと止まる」と聞いていましたが、体感的にはほぼほぼ気になりませんでした。

エクステンド式で純粋な光学ズームだけで撮影した場合とシンクロ式でハイレゾズームも併用して撮影した場合でどれだけ差があるのかまだ検証できておりませんが……。

ちょっと見た感じではどちらの方式も実用的に問題なさそうに感じましたし、めちゃくちゃ便利そうだなと思いますね~。

【驚異の焦点距離3000mm!COOLPIX P1100 】

わたくしがニコンプラザ大阪にお邪魔したのは2月13日の夜だったのですが、その時点では新製品のうちCOOLPIX P1100はまだ実機の展示が開始されていませんでした。

ですが、わたくしが取材に赴いた次の日である14日、いよいよCOOLPIX P1100の実機先行展示が開始されたとのこと!!


2018年発売のCOOLPIX P1000の後継機であり、35mm換算で焦点距離3000mm相当という超絶望遠撮影ができる唯一無二のカメラです!

最近ではこの手の超高倍率ズームデジカメは機種も減ってしまっていたため、後継機が出てきてくれたのはありがたいところですね~。

見晴らしのいいニコンプラザからP1100で超望遠撮影するのは非常に爽快感があると思いますので、気になる方はぜひ足を運んでみていただければと思います!

【キャッシュバック対象製品も多数展示あり】

ちなみに、先ほども少し言及しましたが、2月14日からキャッシュバックキャンペーン・Nikon Creators 応援 スプリングキャンペーン2025がスタートしています!

今回のキャッシュバックキャンペーン、なんと対象期間は5月7日(水)までと約3か月もの長期間にわたって開催されているのです~!

いろいろと目玉商品はありますが、個人的なイチオシはD780D850

2機種ともにキャンペーンで5万円のキャッシュバック対象となってるほか、本体価格もだいぶ落ち着いてきてかなりお求めやすくなっています!!

ミラーレスカメラのスペック競争がひと段落ついたような感がある今日この頃ですが……。

そんな今だからこそ、きれいな見え心地のOVFメカニカルシャッターの感触など一眼レフならではの魅力を味わうというのも良いのではないでしょうか??

個人的にはD850が前々から欲しかったので、新品でオトクに買えちゃうこのチャンスを逃したくない気持ちと懐事情が盛大に喧嘩していてとても苦しいです。
それはそれとして、ミラーレスカメラの人気機種もバッチリ対象に入っています。

Z fボディ単体で3万円40mm f/2(SE)レンズキットだと3万5千円となかなか強力なキャッシュバックがついていますね!

今回は特にキャンペーンの期間も長いため、ゆっくり検討できる期間もあります。

ぜひニコンプラザに足を運んでみていただいて、実機を触りながらご検討いただければと!

【ZマウントREDはCP+までおあずけ】

余談ですが、NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZと同時にしれっと発表されたZマウント対応のRED V-RAPTOR [X]・KOMODO-Xがプラザに展示されていないかとちょっと期待していたわたくし……。

X(Twitter)でこんなポストもしてます。

で、実際のところ展示があったかと言うと……。

もちろんありませんでした。

展示あったらこんな記事の後半まで話題引っ張ってないですね。分かります。

ですが、CP+にはまず間違いなくいると思いますので、会場で実機に相まみえるのを楽しみにしております~!!

という具合で盛りだくさんの新製品情報やキャッシュバックの宣伝で今回もなかなかのボリュームとなりましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

わたくしはCP+会場に行く前提で記事を書きましたが、特に関西圏の方々は期間中に関東へいくのはハードルが高いと思いますので……。

実機を触れるニコンプラザ大阪のほうにぜひ足を運んでみていただければと思います!

それではまた次回のブログでお会いしましょう~!!

【おまけ】


D850にAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDを付けて三次元的ハイファイを感じるやつ、やりたいです!

やらせてください!!

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