CP+2025会場レポート【RAID編】

こんにちは、京都店の亀田です。

2/27~3/2まで開催のCP+2025の会場に行ってきましたので、現場より詳細をお伝えします。


昨年に引き続きRAIDブースを見てきましたので、今回はご紹介いただいた注目の新製品をご紹介してまいります。

【①Thypochシリーズレンズ】

まずは、弊社でもつい先日より一部店舗で扱い出したThypochブランドのレンズ。

往年の銘玉をオマージュしたデザインと程よく柔らかい写り、良好なビルドクオリティなどが魅力のレンズです。

京都店でもただいま店頭にて実機展示のうえ販売しております。気になる方はぜひ一度足を運んでみていただければと思います。

画像左が75mm、右が21mm

さて、先だって発表されていたSimera-CシリーズにはすでにラインナップされていたSimeraシリーズ 21mm F1.4・75mm F1.4が通常版でも登場しましたので、こちらも実機に触れてきました。

感触の良さは昨年のレポートでもお伝えしたところですが、改めて21mm,28mm,35mm,50mm,75mmと5本並んでいるのを見ると、今回発表の2本が標準域のレンズとほとんど同サイズなことに驚きました。

極端に小さくも大きくもなく、レンズを付け替えても同じ感覚で撮影できそうです。

特に75mmの選択肢が広がったのは大きいのではないでしょうか。

1981年のM4-Pの発売以降、M型ライカには75mmのブライトフレームが備わっていますが、純正・サードパーティー含め、レンズの選択肢は少なめでした。

少し切り取る感覚がありながらも望遠過ぎず使いやすい画角なので、M4-P以降のユーザーの方は75mmのブライトフレームを活用してみてはいかがでしょう?

少しだけ試写させていただいたので参考にご覧ください。
21mm f1.4で撮影
21mm f1.4で撮影
75mm f1.4で弊社 中村編集長を撮影
また、Simera-Cの実物も少しだけ触ってみました。

こちらはMマウント版でも距離計連動は非対応ですが、これは対応してしまうとトルクにムラが出来てしまうからとのことです。

確かに非常に気持ちいヌルヌル具合でした。

【②Zマウント版RED】

昨年のCP+が終わってすぐにREDがニコンの傘下となったのは衝撃的でしたが、それが実を結ぶ形でZマウント版のV-RAPTAR[X]KOMODO-Xが発表されました。

マウント部には黄色いリングが輝いています。

従来のRFマウント版と比較すると、やはりニコンとの協業のもと開発されているからかAFの速度・精度がかなり優れているように感じました。
EからZへの変換での実演もされていましたが、こちらもかなり快適に動作していました。


【③Core SWX「Powerbase Edge Snap」】

こちらのバッテリーは実物を触れるまで正直なところその真価を理解していませんでした。

そんなところに現れたのは、昨年もインタビューをさせていただいたフォトグラファーの柏木龍馬氏。

↓昨年の記事はこちら
CP+2024会場レポート【RAID編】

昨年からのKOMODOのカスタムの変更点をお聞きしていると、底面にCore SWXのバッテリー「Powerbase Edge Snap」がついていました。

まるで専用アクセサリーのようなたたずまいですが、別売りのクイックリリースプレートを取り付ければマグネットで特に機種を選ばず装着が可能。

マグネット式なので簡単に脱着できるというところも魅力です。


本体への給電は有線になりますが、バッテリー本体は複数個重ねての使用も可能

Vマウントのアクセサリーポートにもプレートのアダプターを付け替えると対応できます。
横着してちゃんと取り付けていませんがネジでしっかり装着できます。

いずれの場合も有線での接続ですが、本体はUSB-CのPDで充電が出来るため従来のVマウントバッテリーの巨大な充電器から解放されるというメリットが大きいとのことでした。

RAIDさんのオンラインショップで詳細を確認することができますので、興味が湧いた方は覗いて見ていただければと思います。


【最後に】

その他にもEXASCEND4.0規格のCFexpressカードなど多岐にわたる製品が展示してあり、非常に楽しくお話を伺うことができました。

ちなみに余談ですが、昨年はS2ブラックペイントにMicro Nikkor を合わせていたお兄さんが、今年はarriflex用のJena製 Sonnar 5cm F1.5をつけていたのがかっこよかったです。