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CP+2025会場レポート【ATOMOS・Angelbird・DZO FILM編】

こんにちは。編集長 中村でございます。

長かったCP+2025レポート、こちらにて最終回になります! 約1か月も経ってしまいましたが、お付き合いいただきましてありがとうございました~!

最後は、動画機材関連のブースをいくつかご紹介していこうと思います。

【ATOMOSブースの様子】

まずは外部モニター・モニターレコーダーで有名なATOMOSさんのブースです。

昨今ではミラーレスカメラのボディ内でProResなどを記録できるものも多くなり、モニターレコーダー無しでも事足りるシーンも多くなりました。

しかし、とはいえ大型で見やすい外部モニターは依然として需要がありますので、どんな新製品がでているか気になるところです!
こちらは2024年の8月に発売された新型のモニター・SHINOBI Ⅱです!

従来のSHINOBIから約33%薄くなり、見た目からして非常にコンパクトとなりました。
しかもなんとこのSHINOBI Ⅱ、外部モニターであるにも関わらずUSB-Cでカメラと接続することでタッチコントロール操作・タッチフォーカスが可能になります!!

ただし、現状ではすべてのカメラに対応しているわけではなく、一部機種限定で使用できる機能になります。

さて、わたしの使っているSONY ZV-E1は対応しているかな~??
ないのだが???

後発のZV-E10 IIは対応しているのに????

いったいどういうことだってばよ……。

ちなみにCP+の数日後にこのSHINOBI IIからタッチコントロール等を省いたSHINOBI GOが発表されています。

SHINOBI IIが¥77,000(税込)のところ、SHINOBI GOが¥49,940(税込)とだいぶお手頃になっていますので、タッチコントロール機能が要らないならこちらでも良さそうですね~。

そもそもタッチコントロール対応してないZV-E1ユーザーのわたしからすると、こちらのSHINOBI GOのほうが魅力的かも。

【Angelbirdブースの様子】

続いてはディリゲントさんのAngelbirdブース!

一貫してオーストリアで設計・生産された高品質・高性能の記録メディアは特に動画業界で強く支持されています。
まずはこちら、最先端のCFexpress 4.0規格を採用したAV PRO SE CFexpress B v4です!

最大3,150 MB/sの持続書込速度はヤバすぎる……。

カメラ側でまだCFexpress 4.0に対応している機種はないとは言え、メディア業界の進歩は日進月歩ですさまじいですね……。
一方で手前のこちらは同じくCFexpress 4.0規格に対応したAV PRO CFexpress Aです。

こちらの製品、100%オーバープロビジョニングを採用しており耐久性・信頼性に優れた製品になっているとのこと……。
「オーバープロビジョニングって何やねん!」と思われる方が大半だと思いますので簡単に説明いたしますと。

このAV PRO CFexpress A、例えば「1TB」として発売されているモデルは実際のところ容量2TBなのだそうです。

表向きに表示されているメディア容量はあくまで「記憶領域のみ」の数値で、なんと全く同じ容量がキャッシュとして設けられているのです!

膨大なキャッシュを設けることによって書き込み速度の低下を防止し、メディア自体の発熱も抑えることが可能!!

これによって常に安定した記録が可能になり、メディアの劣化も抑えられることで長持ちさせてくれる仕様となっております。

これは業務でメディアを酷使するプロフェッショナルの皆様方にはありがたい製品ではないでしょうか?
もう一つ気になった製品がこちら、Card Reader PKTです。

パッと見ではただのメディアリーダーですが……。
こんな感じでキャップを取りつけることができます!

この状態であれば、USB-Cで外部メディア記録ができる機種に取り付けてもカードがむき出しのままにならず、SSDと同様の感覚で使えるわけです。

面白いですね~! 見た目もカッコいいし1台欲しいかも……。

毎年CP+の際にはAngelbirdブースにお邪魔していますが、今年も面白い製品が見られて大満足でした。

【DZO FILMブースの様子】

最後はHORIZONさんのブースでDZO FILMのシネレンズを見せていただいたのでそのレポートです。

英語のYouTube動画では製品PR案件をけっこうよく見かけるのですが、日本だと映像業界の方でないとあまり名前を聞いたことがないかもしれませんね。

こちらのDZO FILMは中国・深センに拠点を置く新興光学メーカーで、安価ながらも高性能な「コスパの良い」レンズを送り出していることで人気です。

また、シネレンズ以外にも、最近スチルユーザーの間で注目が集まっているThypoch Simeraレンズも実はDZO FILMの製品だということをご存じでしょうか!?

今回は販売店のHORIZONさん名義での出店でしたので、DZO FILMのシネレンズのみブースに展示されていました。
それでは展示されていた製品をご紹介してまいりましょう。

今回の目玉製品はこちら、X-tract 0°18-28mm T8です!
こういう長いプローブマクロレンズは最近よく見かけましたが、単焦点のものしかこれまで発売されていませんでした。

ところがこちらはなんと18-28mmのズームレンズです! より幅広い表現が可能になりますね~!!
スライダーに乗せてチェス盤にぐぐ~っっと寄っていくデモンストレーションをやっていましたが、めちゃくちゃインパクトのある映像でした。

ちょっと特殊ですがこのタイプのレンズをご検討されている方は候補に入ってくる1本だと思います!
続いて定番人気商品を見せていただきます。こちらは単焦点シネレンズのVESPID PRIMEシリーズです。

「VESPID」とは英語でスズメバチのことらしいです。シネレンズとしては小型軽量に作られており、スズメバチのように機動力のある撮影ができそうですね!
続いてこちらはVESPID RETROシリーズ。

RETROの名の通り、ヴィンテージレンズ風の写りやフレアを楽しめるとのこと!
そしてこちらがArles Primeシリーズ。

ゴッホの『ひまわり』で知られる南フランスの街・アルルの名を冠した最高品質のレンズです!
外箱にもひまわりの絵が描いてある!

明らかに個人で所有するクラスのレンズではなさそうですが、どんな写りなのかめちゃ気になりますねぇ~!

【さいごに】

ようやくこれでため込んでいたネタをすべて放出できたのでCP+2025のレポートを終わることができます……。

さまざまな製品を見て、スタッフさんに詳しく解説していただいて、とても学びのあるイベントでした!

また、会場でいろいろな方にお会いしてご挨拶できたのも収穫でしたし、来年も頑張ってCP+行ってこようと思います~!!

ちなみにCP+2025のレポートは計18本公開しております。そのなかで、わたくしが書いたものは8本。

気になる記事がありましたら今いちどチェックしてお読みいただけますと嬉しいです~!

それでは来年も頑張ります! 最後までお読みいただきましてありがとうございました!!

また次回のブログでお会いしましょう~!

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